倉科カナSexy Zone・菊池風磨がW主演を務めるドラマParavi「隣の男はよく食べる」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレビ東京系Paraviにて配信中)の最終話6月28日深夜に放送された。大河内麻紀(倉科)に対して、これ以上不安な気持ちや辛い思いをさせたくないと考える本宮蒼太(菊池)。そこで蒼太は麻紀のために必死に自分を変えようと努力して、麻紀に猛アプローチするのだった――。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】倉科カナ“麻紀”と真っすぐ向き合って思いを伝える菊池風磨“蒼太”

■「隣の男はよく食べる」とは

「隣の男はよく食べる」は、美波はるこ氏による同名のデジタルコミックを原作にしたラブストーリー。長年恋から遠ざかっていた料理上手な独身オトナ女子の手料理をきっかけに始まる、肉食年下イケメン男子とのピュア不器用な関係を描く。

35歳、彼氏いない歴約10年の大河内麻紀を倉科、麻紀の隣の部屋に住む肉食年下イケメン男子・本宮蒼太を菊池が演じる。また、麻紀と同じ会社で働く同期でなんでも話せる麻紀の良き理解者・町田桜役に山田真歩、何かと気に掛けてくれる麻紀の頼れる上司・篠原一義役に高橋光臣、昔蒼太が働いていた会社の上司で蒼太の憧れの女性・神野沙織役に市川由衣が配役。

さらに、10年前に麻紀と付き合っていた元カレ・省吾役の塚本高史、篠原の娘・ひよりが大好きなアイドル役の佐々木舞香(=LOVE)、中華料理店の店員役の近藤くみこ(ニッチェ)が脇を固める。

■蒼太からのメッセージ内容に変化が…

麻紀と久々に再会した蒼太は、新しい引越し先に麻紀を連れていき、「一緒に住もう」と誘う。しかし年齢のことなどを気にする麻紀は「そんな簡単なことじゃない!」と怒ってしまい、二人の関係はなかなか思うようにいかない…。

そんな中でも、麻紀のことをどうしても諦められない蒼太は、その夜「今日は、来てくれてありがとう」「ゆっくり考えてほしい」というメッセージを送る。そしてその翌朝も、「麻紀ちゃん、おはよう」「いい天気だね」と連絡する蒼太。

一見何気ないメッセージのようにも思えるが、実はそこに彼なりの変化があったのだ。というのも、以前の蒼太は「おなかすいた」「ごはん、ごはん!」などと、麻紀に対して召使いような扱いのメッセージを送っていた。しかし今回送られてきたのは“ごはんの話”ではなく、朝の挨拶。そして蒼太のこれまでとは少し違う内容のメールに、麻紀も気づくのだった――。

■沙織から聞かされた蒼太の“麻紀に対する思い”

その後沙織と会った麻紀は、沙織から“蒼太の思い”を聞くことになる。デザイン会社を自ら立ち上げた沙織は、自分の会社で働いてほしいと蒼太を誘っていたものの、蒼太はなぜか沙織の誘いを断ったというのだ。

その理由について、「あなた(麻紀)を不安にさせたくないって。今まで散々辛い思いさせてきたから、もうそういうの終わりにしたいって…」と語る沙織。そして「それ聞いて私なんか感動しちゃった。蒼太くん、自分の仕事より大切な人を取れる人なんだなぁって。ちゃんと大人になったんだなぁって」とつぶやいた。

麻紀がいないところでも、“麻紀を大事にしたい”という思いを口にしていた蒼太。それによって麻紀自身も、「蒼太くんは変わろうとしている。じゃあ私は…今までの自分を変えることができるの?」と考え始めるのだった。

■蒼太の部屋でメモを発見、その内容とは…

その後蒼太から渡されていた合鍵を使って、蒼太の部屋に訪れた麻紀。すると、冷蔵庫に「まきちゃんに おはよう おやすみ」「ちゃんと言葉で伝える」などと書かれた付箋が貼ってあることに気づく。さらに台所にも「ありがとう ごめんなさい」「不安にさせない」といった付箋が…。どうやら蒼太は自分を変えるために、大事なことをメモに書き残していたようだ。

そして麻紀が嬉しそうに蒼太のメモを眺めていると、目の前に蒼太が現れる。そこで蒼太は改まった様子で、「麻紀ちゃんは純粋でまっすぐで、ちょっと天然で、どんな時も一生懸命で、毎日毎日楽しくて…。だから俺は、これからもずっと一緒にいたいし、麻紀ちゃんの隣で一緒にごはん食べてたい」と自分の思いをストレートに伝えた。

蒼太のまっすぐな気持ちが胸に響いたのか、麻紀は涙を流しながら「私も、蒼太くんとずっと一緒にいたい」と告げる。こうして二人のわだかまりは解消され、二人で一緒に生活することになるのだった――。

最終話で描かれた蒼太について、ネット上では「好きな人のために必死に頑張ろうとする蒼太くんは、本当に素敵だと思う」「頑張って変わろうとする蒼太を目の当たりにしたからこそ、麻紀も年齢差にとらわれず、前に進もうと決心できたんだと思う」など称賛の声が寄せられている。

蒼太の麻紀を大切に思う気持ちと行動が、幸せな結末をもたらしたのかもしれない。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

互いの思いを伝え合う倉科カナ“麻紀”と菊池風磨“蒼太”/(C)「隣の男はよく食べる」製作委員会