●アラフィフ世代には懐かしい「ポッキー・オン・ザ・ロック」を令和にアレンジ! どんな進化を遂げたのか調べてきた

ポッキー・オン・ザ・ロック」をご存知でしょうか? アラフィフ世代には懐かしさを感じる人が多いと思いますが、1970年代からテレビCMで発信されていた、いわば昭和のポッキーの食べ方です。その楽しみ方を令和の今に進化させ、『TGIフライデーズ』各店と、東京・池袋のサンシャインシティ内の専門店街アルパ飲食店6店舗で体験できると聞き、さっそく行ってきました!

「POCKY ON THE ROCKS @TGI FRIDAYS」

「TGIフライデーズ」では各店でオリジナルメニューを提供
「TGIフライデーズ」では各店でオリジナルメニューを提供

ポッキー・オン・ザ・ロック」とはそもそもどんなものなのか、簡単にご説明します。その名称通り、氷を入れたグラスにポッキーを入れ、ジュースやアルコール、コーヒー、紅茶など、冷たいドリンクのマドラー代わりにポッキークルクルするという、昭和の時代でもなかなか画期的な楽しみ方のことです。

 当時は人気アイドルが登場するテレビCMで何度となく放映され、真似した人も多かったと思います。たぶんですが、マドラーがどの家庭にも普通にあるわけではなく、マドラークルクルすることにも特別感があり、ポッキーを入れるグラスがワイングラスやロックグラスだったのも“オシャレ”感をUPさせていたかもしれません。そして、どんなドリンクにも対応する柔軟性から小さな子どもから大人まで楽しめたのも魅力でした。

「TGIフライデーズ」で開催中の「POCKY ON THE ROCKS @TGI FRIDAYS」
「TGIフライデーズ」で開催中の「POCKY ON THE ROCKS @TGI FRIDAYS」

 そんな「ポッキー・オン・ザ・ロック」ですが、昨年の夏、ポッキーの新しい楽しみ方として「令和の!ポッキー・オン・ザ・ロック」として進化版をグリコが提案。するとSNSなどを通して話題に。そこで、今年はさらなる新しい体験ができる「ポッキー・オン・ザ・ロック」を展開することになりました。『TGIフライデーズ』とのコラボレーションでは全12店舗がそれぞれにオリジナルメニューを考案し、各店で楽しめる「POCKY ON THE ROCKS @TGI FRIDAYS(ポッキー・オン・ザ・ロック@TGIフライデーズ)」を開催。

 定番の「チョコレート」をはじめ、「つぶつぶいちご」や「濃い深み抹茶」など6種類のポッキーを使ったオリジナルメニューは、ニューヨーク生まれの『TGIフライデーズ』らしいダイナミックで見た目もインパクト大なラインナップです。全12種の中から、おすすめの3品をピックアップして紹介します!

「フランボアーズ・フロマーズ」(千葉イクスピアリ店)

「フランボアーズ・フロマーズ」1034円
フランボアーズ・フロマーズ」1034円

 全12店舗のうち3店がノンアルコール、それ以外はアルコールを使ったドリンクが発売されています。

 例えば、千葉イクスピアリ店では「つぶつぶいちごポッキー」を使った「フランボアーズ・フロマーズ」を提供。かわいらしい印象のアルコールドリンクです。

 ベリーソースをかけたレアチーズケーキのようなイメージでクリームをたっぷり絞っているので、ポッキークリームをすくいながら食べる、デザートカクテル。もちろん、ポッキーマドラーとしてクリームとドリンクを混ぜながら楽しめます。

「リンドーテネーグロ」(MM21 クロスゲート店)

「リンドーテネーグロ」792円
「リンドーテネーグロ」792円

 見た目が斬新なのは「MM21 クロスゲート店」の「リンドーテネーグロ」。ポッキーがグラスにオン? しているのは他には見ないビジュアル。ドリンクはウォッカベースで、ピーチリキュールアイスティー烏龍茶を使用。トッピングのクリームを浮かべ、ポッキークルクルするアクションが楽しい一杯です。

「ストロベリーチーズケーキ」(上野中央通り店)

「ストロベリーチーズケーキ」715円
ストロベリーチーズケーキ」715円

 ノンアルでは「上野中央通り店」の「ストロベリーチーズケーキ」がおすすめです。チーズケーキをドリンクにしたような感覚で、食べるドリンクといった感じです。使用されているのは「つぶつぶいちごポッキー」。この「つぶつぶいちごポッキー」は果肉たっぷりのいちごクリームで、かなりいちごの風味が楽しめるポッキーです。

 上に飾られている生クリームポッキーですくって食べればショートケーキのようで美味しいです。ノンアルコールなので、デザートとして食後に楽しむのもいいですし、カフェタイムにこれだけをおやつ感覚でいただくのもアリ。アルコールが苦手な人や子どもから若い世代も「ポッキー・オン・ザ・ロック」が体験できます。

『TGIフライデーズ』各店のメニューは7月3日(月)まで提供され、SNSで総選挙を実施。上位3位までのメニューが7月4日(火)~31日(月)まで全店で楽しめるようになります。どれが選ばれるか楽しみですが、いろいろな「ポッキー・オン・ザ・ロック」を楽しみに行脚するのもいいですね。

全店で楽しめるスイーツメニューも必見!

「POCKY COLLABORATION 『HAPPINESS! SUNDAE』(ポッキコラボレーション「ハピネス!サンデー」)」1222円
POCKY COLLABORATION 『HAPPINESS! SUNDAE』(ポッキコラボレーション「ハピネスサンデー」)」1222円

 ちなみに、ドリンクではありませんが、7月31日(月)まで全店で楽しめるスイーツメニューもあります。その名も「POCKY COLLABORATION 『HAPPINESS! SUNDAE』(ポッキコラボレーション「ハピネスサンデー」)」。フライしたトルティーヤにアイスクリーム3個とバナナを盛り付け、チョコレートソース、キャラメルソース、さらにはホイップクリームをたっぷりトッピングした、『TGIフライデーズ』らしいスイーツです。

 とにかくボリューム満点なのでシェアして食べるのがおすすめ。みんなで集まる機会も増えている今、ワイワイ楽しむのにぴったりのメニュー。様々なポッキーアイスクリームやホイップクリームをすくって味わって盛り上がれそうです。

『TGIフライデーズ』だけじゃない! 「Glico×サンシャインシティ“混ぜてたのしい!冷えておいしい!”『ポッキー・オン・ザ・ロック』コラボ

『茶鍋カフェ・カグラザカ サリョウ』の「抹茶とほうじ茶クリームラテ」
『茶鍋カフェ・カグラザカ サリョウ』の「抹茶とほうじ茶クリームラテ」

 東京・池袋のサンシャインシティ内の専門店街アルパでも6店舗が参加する「Glico×サンシャインシティ“混ぜてたのしい!冷えておいしい!”『ポッキー・オン・ザ・ロック』コラボ」を開催しています。こちらは異なる飲食店6店舗が参加し、それぞれのお店に合わせた「ポッキー・オン・ザ・ロック」メニューが楽しめます。

 数ある「ポッキー・オン・ザ・ロック」の中から、筆者が一番気になったアルパ1階にある『茶鍋カフェ・カグラザカ サリョウ』の「抹茶とほうじ茶クリームラテ」を紹介します。

ポッキーでほうじ茶クリームをすくって食べられる
ポッキーでほうじ茶クリームをすくって食べられる

 こちらは東京・神楽坂に本店を持つ『神楽坂 茶寮』の別業態。店名にある茶鍋はもちろん、抹茶を中心とした和スイーツが人気のお店です。使用されているのは「ポッキー 濃い深み抹茶」。石臼挽きの抹茶チョコレートをまとったポッキーで、ポッキーの生地部分もほろ苦い抹茶味になっています。抹茶の香りが何とも言えない本格的な味わい。抹茶にこだわりのある『茶鍋カフェ・カグラザカ サリョウ』のメニューにもぴったりです。

 まずはポッキーでほうじ茶クリームをすくって食べてみます。ほうじ茶クリームの風味とポッキーの抹茶の味わいがマッチして、ちょっとしたデザートになります。甘さ控えめなのでほうじ茶も抹茶も香りが際立って感じられる気がします。

抹茶ラテを飲みながらポッキーを食べるのもアリ
抹茶ラテを飲みながらポッキーを食べるのもアリ

 途中からほうじ茶クリームを抹茶ラテと混ぜていただくのがおすすめ。ここではポッキーマドラーとして使います。クルクル混ぜたあと、食べられるマドラーとして楽しみます。ポッキーサクサク食感もアクセントになって、美味しくいただけました。ポッキーマドラーにすると食べる楽しみが増えますね。

『アジオ』の「AGIOのクリームソーダ」
『アジオ』の「AGIOのクリームソーダ

 サンシャインシティではすべてノンアルコールドリンクで「ポッキー・オン・ザ・ロック」が楽しめます。「ポッキー<極細>」を使った『アジオ』の「AGIOのクリームソーダ」や、コーヒーベースの『アンカーグリル&スイーツ』の「とろけるコーヒーゼリーオ・レ」など、多彩なラインナップ。

 それぞれに味も使用するポッキーも異なり、目移りしてしまうラインナップ。7月12日(水)まで開催されているので、いろいろ楽しむのがよさそうです。

ポッキーのフォトスポットも設置されています(食楽web)
ポッキーのフォトスポットも設置されています(食楽web)

 さらに、せっかくサンシャインシティに来たなら、フォトスポットもチェック。サンシャインシティアルパの地下1階にポッキーの巨大パッケージが設置されていて、フォトスポットになっています。

まとめ

 飲食店とのコラボで楽しむ「ポッキー・オン・ザ・ロック」。お店でしか味わえない組み合わせを楽しみに足を運んで、暑い夏に涼を感じられるのはうれしいですね。そして、「ポッキー・オン・ザ・ロック」は自宅でもできるポッキーの楽しみ方。お店で楽しんだ後は自分なりの「ポッキー・オン・ザ・ロック」を追求するのもいいかもしれません。

(撮影・文◎Ayako)

●DATA

TGIフライデーズ

https://www.tgifridays.co.jp/

食楽web