フランス代表DFリュカエルナンデス(27)のパリ・サンジェルマン(PSG)移籍が決定的な模様だ。

2019年夏にアカデミーから過ごすアトレティコ・マドリーを離れ、バイエルン入りしたリュカ。今季はカタールワールドカップ(W杯)での右ヒザ前十字じん帯断裂という重傷から、不本意な1年だったが、クラブの信頼厚く、2024年までの現行契約の更新を申し出ている。

だが、話し合いは停滞し、その間にPSGの関心話が浮上。リュカ本人がバイエルンに退団を直訴したとの報じられるなか、欧州の移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、PSG行きが決まったという。

クラブ間は総額4800万~5000万ユーロ(約75億5000万〜78億7000万円)で合意に至り、リュカの方はというと、すでにパリ入りし、29日にサイン。契約は2026年6月までで、バイエルンでは前首脳陣が退陣してから、アンタッチャブルな存在との考え方が変わったようだ。

なお、バイエルンナポリから韓国代表DFキム・ミンジェの獲得が濃厚。PSGインテルスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルが加入内定済みといわれ、さらなディフェンスラインの強化となりそうだ。