名古屋グランパスは30日、ユトレヒトへ期限付き移籍していたFW前田直輝(28)の復帰を発表した。7月4日に合流する。

前田は2022年1月にユトレヒトへと期限付き移籍。しかし、デビュー戦となったアヤックス戦で左下腿骨折の重傷を負い、全治8カ月。1試合でオランダでのキャリアが終わるところだった。

しかし、クラブは移籍期間を延長。今シーズンをユトレヒトで過ごすと、エールディビジで11試合に出場。KNVBベーカーでは4試合に出場し、唯一となるゴールも記録していた。

オランダでの経験を終えた前田は、第2登録ウインドーである7月21日に以降に選手登録が可能となり、その後に公式戦出場が可能となる。

前田はクラブを通じてコメントしている。

「このたび、名古屋グランパスへ復帰することとなりました。再びグランパスファミリーの一員になることができ、大変嬉しく思います」

「まず始めに、グランパスに関係する全ての方々へ、1年半僕の想いを尊重していただいたことを本当に感謝いたします。おかげさまで、FCユトレヒトではとても貴重な経験ができ、サッカー選手としても人間的にもとても成長できたと思います。自分の思い描いたような活躍はなかなか出来ませんでしたが、FCユトレヒトの関係者の皆さんにもたくさんのサポートをしていただき、感謝しかありません」

「あらためて、グランパスファミリーの皆さん、前田直輝です。ヨーロッパで、もっとサッカーをしたかった想いもあります。けれどもその想いも含めて、まだまだ成長したいですし、そのために努力します。グランパスの目標である、リーグ優勝に少しでも貢献できるように、全てをぶつけます」

「スタジアムで皆さんにお会いするのと、個人的には約3年ぶりのチャントを楽しみにしています。これからも前田直輝をよろしくお願いします」