マンチェスター・ユナイテッドはエリク・テン・ハグ監督に充実したGK陣を与えられるだろうか。イギリス『サン』が伝えている。

スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(32)に代わる新たな正GKを熱望しているとされるテン・ハグ監督。交渉を進めているインテルの元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)獲得が実現すれば、満足のいく補強となるだろう。

しかし、オナナ獲得と同時に30日で契約満了となるデ・ヘアの残留も切望。延長交渉が停滞するデ・ヘアはこのまま退団する可能性が非常に高いとされているが、指揮官としてGK陣にハイレベルな競争を望んでいるのは間違いなさそうだ。

デ・ヘアの状況に不安を覚えるなか、控えとしてチームメイトを支えてきた頼れるベテランプレーヤー・元イングランド代表GKトム・ヒートン(37)の売却をブロックイギリス『テレグラフ』によると、プレミアリーグ初昇格のルートン・タウンからヒートンにオファーが届くも許可しなかったという。

一方で、ノッティンガム・フォレストに1年間レンタル移籍していたイングランド代表GKディーン・ヘンダーソン(26)については、本人がもはやユナイテッドに愛着を持っていないことを公言しており、オナナ獲得なら売却を躊躇せず。フォレストへの完全移籍が濃厚とみられている。

したがって、仮にオナナを獲得しても、デ・ヘアとヘンダーソンが去ることとなり、残るはオナナ、ヒートンの2人のみ。競争を望むテン・ハグ監督としては、やはりデ・ヘアに残留してほしいところだろうが、時間はほとんど残されていない。