奈良県で建築資材のトータルサプライヤーとして創業70年の歴史を持つ吉銘グループ(本社:奈良県吉野郡下市町大字新住1118、代表取締役:⾙本隆三、以下吉銘グループ)と東海圏を中心に林業や製材・建設業・地域商社・エネルギー事業を展開する飛騨五木グループ(本社:岐⾩県高山市江名子町2715-11、代表取締役:井上正博、以下飛騨五木グループ)は、脱炭素社会の実現を推進していくため小水力発電所の適地調査や電源開発を進めていく鳥取小水力発電株式会社(本社:奈良県吉野郡下市町大字新住1118、代表取締役:⾙本隆三)を設立いたしました。事業連携の1社目である近畿小水力発電株式会社とは関連会社となります。

本取組の背景

吉銘グループと飛騨五木グループはともに森林・木材にルーツを持っています。吉銘グループでは無垢材の弱点を克服するエンジニアウッドの開発、飛騨五木グループでは林業の6次産業化を目指して木材のカスケード利用、それぞれに木材資源の有効活用に取り組んできました。一方で世界的な脱炭素の流れはさらなる高まりを見せており、山が自然資本として持つ、エネルギー資源を掘り起こしていくことで山の価値向上に寄与したいという両社の思いが一致し、1社目の事業連携として近畿小水力発電株式会社の設立に至りました。

・近畿小水力発電株式会社についてはこちら

https://kinkihydro.co.jp/info/voice01

近畿小水力発電株式会社の設立から半年が経過し、これまで近畿地方一円とその周辺県について可能性調査を進めてまいりました。その中で鳥取県に想定よりも多くの小水力発電立地候補地が見られました。この調査結果を踏まえて鳥取でも吉銘グループ、飛騨五木グループ双方の実績とリソースを連携させていくことで、より強力に脱炭素への道筋を明確にし、地域との協業を通じた地域活性化効果を波及させることができるのではないか、との想いから2社目の連携として鳥取小水力発電株式会社を設立いたしました。

水力発電所開発には地域に根付いた事業運営や関係性が重要であることから、鳥取でも地点ごとに自治体や各ステークホルダーと連携の上、地域活性化に資する小水力発電開発を目指します。


■今後の取り組み

(上図:関連各社の事業エリア)

今後、鳥取県の小水力発電所開発の検討を進めてまいります。各調査や開発については、各地域の自治体や各ステークホルダーと連携の上、地域活性化に資するものを目指してまいります。鳥取小水力発電株式会社と同日付でプレスリリースされた福井小水力発電株式会社についても関連会社であることから連携を深め、事業ノウハウを共有することで業務の最適化を目指します。また他地域についても理念を共有できる地元企業との連携を深めることで蓄積した小水力発電事業ノウハウを活かし、他地域の脱炭素化や地域活性化に貢献してまいりたいと考えております。


■各社概要

<近畿小水力発電株式会社について>

2022年12月に吉銘グループと飛騨五木グループの協業によって設立された会社で小水力発電事業を行っております。自然資本の力で山の価値を上げ、地域の暮らしに貢献できるような小水力発電所開発に向け各種調査業務や調整業務を行っております。

https://kinkihydro.co.jp/


<株式会社吉銘について>

吉銘は、創業70年にわたり、建築資材のトータルサプライヤーを目指して活動しております。集成材の製造を柱として、プレカットをはじめ家具やムービングハウス事業にも参入して、建築への関わりも深めています。自然の恵みあふれる奈良の地で創業以来、その恩恵への感謝を忘れず、<木を活かす企業>として最新テクノロジーも導入しながら、環境経営にも取り組んでいます。

https://www.yoshimei.co.jp/


<飛騨五木グループについて>

飛騨五木グループは、株式会社井上工務店・すみれグループ(すみれリビング株式会社・すみれ地域信託株式会社)・飛騨五木株式会社等によって構成されています。不動産、金融、森林管理、素材生産、製材、設計、建設、住宅管理までの、木材流通の川上~川下まで一連の流れをグループ全体で担っています。

https://goboc.jp/


配信元企業:鳥取小水力発電株式会社

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