バイエルン6月30日マンチェスター・シティからレンタル移籍していたポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(28)とオランダ代表DFデイリー・ブリント(33)の退団を発表した。

2019年夏のマンチェスター・シティ入りから、スペイン人戦術家の下で“カンセロロール”と称される複雑なタスクも完璧をこなし、不動のサイドバックとして地位を築いたカンセロ。だが、今季が進むにつれて、DFリコ・ルイスの台頭ぶりにも押され、1月31日ミュンヘンに渡った。

バイエルンでは移籍翌日に敵地で行われたDFBポカール3回戦マインツ戦にさっそく先発して先制点をアシストと即結果を残すと、公式戦21試合に出場し1ゴール6アシストを記録。一定の結果を残したものの、クラブは7000万ユーロ(約103億7000万円)と高額な買取オプションを行使せず、レンタルバックの形でシティへ戻ることになった。

一方、昨年末にアヤックスとの契約を解除し、今冬にバイエルンに半年契約で加入したブリント。フランス代表DFリュカエルナンデスの離脱により穴埋めとしての加入となったが、出番は公式戦を通じても5試合のみ。しかも、3月末にトーマス・トゥヘル監督が指揮を執るようになってからは1度も使われずシーズンを終えていた。