スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(32)がマンチェスター・ユナイテッドとの契約満了を迎えた。

2011年夏にアトレティコ・マドリーから加わってから、長らく守護神に君臨するデ・ヘア。昨季は2度目のゴールデングローブ賞に輝いたが、そのシーズンをもって切れる契約を巡ってクラブとの綱引きが続いている。

そんなデ・ヘアは週給37万5000ポンド(約6800万円)からの大幅ダウンなど、条件の悪さをのんで新契約に同意し、これで落着かと思いきや、ユナイテッド側が一転して白紙に。さらなる減額を求め始めたといわれる。

そうしているうちに現行契約の最終日となる6月30日が過ぎ、ついに満了になり、クラブも1日に話し合いが継続中であるのを強調しつつ、その旨を確認。現時点ではユナイテッドを離れ、フリーの状況となった。

これまでの功績からすると、異様な状況だが、近頃は凡ミスもたびたび。さらに、エリク・テン・ハグ新監督が求めるビルドアップ面で不安が拭えず、裏ではクラブの新たなGK獲得話も加熱しているところだ。

最近ではテン・ハグ監督にとってアヤックス時代の愛弟子であるインテルの元カメルーン代表GKアンドレ・オナナに対する関心が浮かび、獲得の動きも徐々に活発化。その動きはデ・ヘアの状況にも関わってきそうだが、果たして。