スタッド・ランス6月30日アンジェからフランス人FWアミーヌ・サラマ(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間などの詳細は明かされていない。

ランスでは、2022-23シーズンに21ゴールを挙げたアメリカ代表FWフォラリン・バログン(21)レンタル期間満了で退団。エースストライカーの退団を受け、前線のテコ入れが急務となっている。

先日にレッドブルザルツブルクからコートジボワール代表FWウマル・ディアキテを獲得したウィル・スティルが率いるチームは、新たにリーグ・ドゥに降格するアンジェから若手FWを獲得した。

昨夏、ダンケルクからアンジェに加入したサラマは、192㎝の右利きのストライカーリーグ・アン初挑戦となった202-23シーズンは25試合に出場し、3ゴール1アシストの数字を残した。

得点力には課題を残すものの、柔らかな足元と中盤的な感覚を有しており、縦パスを引き出す動きやキープ力に優れる。また、アジリティはそこまで優れていないが、オープンスペースでは長いストライドでDFを引き離すなど、ドリブルテクニックを含めウイングでもプレー可能な突破力を持っている。

タイプ的には昨夏パリ・サンジェルマンへ旅立ったFWウーゴ・エキティケに通じるものがあり、大化けすればエキティケ、バログンに続く新たな得点源としても期待できそうだ。

プレースタイル的にはFW伊東純也との相性も良さそうで、日本代表との新たなホットライン開通が新シーズンのランスの攻撃のカギを握るかもしれない。

また、ランスは同日、レッドスターを退団したフランス人GKリュドヴィク・ビュテル(40)の加入を発表。

ビュテルはメスやアンジェ、リールといった国内クラブ、バレンシアやバジャドリー、クラブ・ブルージュといった国外クラブでもプレー経験がある百戦錬磨のベテランGKだ。