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ClariSが本日7月1日に東京・ダイバーシティ東京 プラザ 2Fフェスティバル広場にて、EP「淋しい熱帯魚」のリリース記念イベントを開催した。

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6月21日にリリースされた「淋しい熱帯魚」は、結成当初のコンセプトが“21世紀のWink”であったClariSWinkの名曲「淋しい熱帯魚」をカバーしたコンセプトEP。南野陽子「はいからさんが通る」のカバーや、松隈ケンタがリアレンジを手がけた「淋しい熱帯魚 -SCRAMBLES ver.-」もカップリング曲として収められている。本作の初回限定盤WinkオマージュしたClariS初の実写ジャケット。さらに「淋しい熱帯魚」のミュージックビデオで「ザ・ベストテン」「夜のヒットスタジオ」がオマージュされるなど、作品全体に“1980年代感”があふれている。

2010年にメジャーデビューしたClariSだが、リリースイベントを行うのはこれが初めて。フリーライブも特典会も13年目して初の試みとなった。6月24日に大阪・あべのキューズモール3F スカイコートで1部、2部合計で約1200人、翌25日に愛知・アスナル金山 明日なる!広場で両部合わせて約1400人を集客することに成功した2人は、イベント最終日に満を持してお台場のステージへ。この日も多くのファンが会場に集まり、1部と2部を合わせた観客の数は約2000人。第1部が始まる頃には朝から降っていた雨が上がって晴れ間がのぞいていた。

黒い生地に金色の装飾が施された優美な衣装で観客の前に登場したクララとカレンは、さっそく「淋しい熱帯魚」を歌唱し、しなやかなパフォーマンスで観客を魅了する。自己紹介と緩やかなトークで会場を和ませたあと、2人は「はいからさんが通る」も披露。柔らかな歌声、オリジナルをClariS仕様にアレンジした振付に合わせ、観覧エリアから自然とクラップが起こった。そして第1部では代表曲「コネクト」、第2部ではアニメ「リコリス・リコイル」のオープニングテーマ「ALIVE」がラストにパフォーマンスされた。野外ライブ自体も今回のリリースイベントが初めてだったという2人だが、通りすがりの買い物客も立ち止まるほど大きな盛り上がりを生み出してみせた。

クララは「すごく不安な反面、すごく楽しみにしていました」と初のリリース記念イベントへの思いを述べ、「コロナ禍でなかなか歌を届けられなかった期間が長くて、大切な皆さんに会えなくて寂しい気待ちでいっぱいでした。でもひさしぶりに名古屋や大阪でもライブができて、このリリースイベントを通して、皆さんとの距離がより近くなった気がしました」と挨拶。カレンも「今回初めて1対1でも皆さんに会えることができ、ありがとうの気持ちや皆さんからもらっている愛を少しでもお返しできて本当にうれしかったです。コンセプトEPをリリースしたことでこのような機会を設けられてうれしかったですし、皆さんにもそう思っていただけていたら私たちもうれしいです」とファンへの感謝の気持ちとイベントを開催できた喜びを語った。ライブ後にはCD購入者を対象にしたお見送り会が行われ、クララとカレンは至近距離でファンとの交流を楽しんだ。

なお7月12日TOKYO MXほかで放送がスタートするアニメ「白聖女と黒牧師」では、ClariSの新曲「コイセカイ」がオープニングテーマとして使用される。11月24、25日には東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でClariSのワンマンライブ「ClariS AUTUMN LIVE 2023 ~Arcanum~」が開催される。

ClariS「淋しい熱帯魚」収録内容

CD

01. 淋しい熱帯魚
02. はいからさんが通る
03. 淋しい熱帯魚 -SCRAMBLES ver.-
04. 淋しい熱帯魚 -Instrumental
05. はいからさんが通る -Instrumental-

初回限定盤A付属Blu-ray、初回限定盤B付属DVD

01. ザ・ベストヒットスタジオはいからさんが通る淋しい熱帯魚
02. 淋しい熱帯魚 Performance Video
03. はいからさんが通る Performance Video
04. 淋しい熱帯魚 / はいからさんが通る Behind the Scenes

ClariS AUTUMN LIVE 2023 ~Arcanum~

2023年11月24日(金)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
OPEN 18:00 / START 19:00

2023年11月25日(土)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
[昼公演]OPEN 12:00 / START 13:00
[夜公演]OPEN 17:00 / START 18:00

ClariS(撮影:平野タカシ)