レスターは1日、イングランド代表MFハリーウィンクストッテナムから獲得したことを発表した。2026年夏までの3年契約で、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると移籍金は1000万ポンド(約18億円)と報じられている。背番号は「8」を着用するようだ。

 ウィンクスはクラブ公式サイトを通じて「この先の新しい挑戦にワクワクしている。レスターは歴史のある素晴らしいクラブで、設備も信じられないくらい充実している。ここに来れてただ幸せだし、前進する準備はできている」とコメント。また、「ここで監督(エンツォ・マレスカ)と働けることを楽しみにしている。彼のもとでさらにレベルアップができるように挑戦していく」と、新たに監督に就任したエンツォ・マレスカ氏の存在についても言及した。

 ウィンクス1996年生まれの27歳。ユース年代から一貫してトッテナムに所属していた、いわゆる‟生え抜き”の選手で、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)決勝のリヴァプール戦にも先発出場を果たすなど、中盤のレギュラーとして活躍。また、年代別イングランド代表にもコンスタントに招集され続け、2017年にはフル代表デビューも飾った。22-23シーズンは買取オプション付きの1年間のローンでセリエAサンプドリアへ加わり20試合に出場したものの、オプションは行使されることなくシーズン終了とともにトッテナムへ復帰していた。

 レスターは昨シーズン、プレミアリーグを18位で終え2部への降格が決定。ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスイングランド代表MFジェームズ・マディソンら主力の退団が相次ぎチームの再編成を強いられる中、イングランド代表DFコナー・コーディの獲得と並ぶ目玉補強となった。
 

レスターに加入したハリー・ウィンクス[写真]=Getty Images