巨額オファーにもこの男の意思は揺らぐことはないようだ。
レアル・ソシエダの久保建英に対し、サウジアラビアのアル・ヒラルから獲得オファーがあったことをスペインメディアが報じた。しかし、久保本人はすでにオファーを拒否したことも明らかにされている。
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現地時間6月30日(日本時間7月1日)、スペインのマドリードに拠点を置く放送局『Cadena SER』は公式サイト上で久保の去就についての特集記事を配信。その中では「サウジアラビアから法外なオファーを受けた最新の選手のひとりが、レアル・ソシエダの日本人選手、タケフサ・クボだ」と綴っている。
その上で、スペイン国内メディア『AS』の情報をもととして「アル・ヒラルは、1シーズン4000万ユーロ、4年間という断りがたいオファーでクボとの契約に動いた。総額は1億6000万ユーロ(約252億円)だ」とその内容も記されている。
一方で、久保自身の対応について「クボはオファーを受け入れることは考えなかったという」と検討することもなく断ったことも紹介しており、他にも前所属のレアル・マドリーとの関係にも言及。「アラブのクラブはまた、6000万ユーロを支払う用意があった」と契約解除金にも触れながら「アル・ヒラルが日本人選手の6000万ユーロを支払っていれば、レアル・マドリーは半分を受け取ったことになる」とした。
久保は2022‐2023シーズンのリーグ戦において、35試合9得点とキャリア最高ともいえるスタッツを残した。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得にも貢献。昨シーズン終了直後には、他クラブへの移籍の意思が無いこともメディアを通して表明していた。
今回のトピックでも「クボはアラビアからのオファーを前に迷いはなかった。『AS』によれば、彼はまだ若く、レアル・ソシエダで快適に過ごしており今はお金が優先事項ではないという」として、久保の心情や現所属クラブへの想いをそのように伝えている。
同メディアは、現在、久保に対しセリエAのナポリからもオファーがあることや、レアル・マドリーへの復帰の噂も絶えないとしながらも、久保が引き続きレアル・ソシエダでプレーすることを主張しているコメントなども紹介している。プレーヤーとして確かな結果を残したことでさまざまな可能性が広がったものの、22歳は来季もスペインの地でさらなる飛躍を見据えている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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