カタールのアル・サッドは2日、元スペイン代表MFサンティ・カソルラ(38)が退団したことを発表した。

レアル・オビエドの下部組織からビジャレアルの下部組織に移籍したカソルラは、2004年7月にファーストチームに昇格すると、レクレアティボ・ウエルバへの移籍を経験するも、1年でビジャレアルに復帰し中心選手として活躍した。

その後、2011年7月にマラガへと完全移籍すると、2012年8月にはアーセナルへ完全移籍。プレミアリーグでもそのパスセンスとゲームメイク力を発揮。しかし、度重なる足首のケガでプレーできない期間が続くと、2018年8月にビジャレアルへと復帰した。

ジャレアル復帰後は、ケガも癒えて本来のパフォーマンスを取り戻すと、2020年8月に当時チャビエルナンデス監督(現バルセロナ監督)が指揮していたアル・サッドに完全移籍した。

アル・サッドでは公式戦96試合に出場し38ゴール36アシストを記録。2度のカタールスターズリーグ制覇に加え、カタールスターズカップ(2019-20)、アミール・カップ(2019-20, 2020-21)、カタール・カップ(2021)の獲得に貢献。また、個人としても2020-21シーズンにシーズン最優秀選手賞を獲得していた。

なお、現時点でカソルラが現役を続行するかは不透明だが、昨年11月のイギリスデイリー・メール』のインタビューでは、「引退後の人生を考え始めなければならないね。監督か、アシスタントコーチか、はたまたスポーツ・ディレクターかはわからないけどね」と今後の進退について言及していた。