マンチェスター・ユナイテッドとの契約が6月末をもって満了となった元スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(32)だが、元チームメイトとの再会があるかもしれない。

とんでもないミスを犯すなど、勝敗に直結するプレーが批判を浴びることもあるデ・ヘアだが、ユナイテッドの正守護神として長らくプレープレミアリーグ通算415試合に出場するなど、チームを支えてきた。

契約満了を迎える中、ユナイテッドはデ・ヘアとの契約延長に動き出すことに。守護神の入れ替えを画策しながらも、デ・ヘアのキープを目指したが、その行動が批判を浴びている。

一度はデ・ヘアと減俸での契約延長で合意に迫ったが、足元を見てさらにサラリーを削減する動きを見せる。結局、合意に至らず、デ・ヘアは6月30日を迎えて現在はフリーとなってしまった。

どのクラブにも移籍金なしで移籍できる状態となったデ・ヘア。イギリス『サン』によれば、その中で手を出したのが、サウジアラビアだという。

デ・ヘアをターゲットにしているのは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルとのこと。ユナイテッド時代のチームメイトとの再会の可能性があるようだ。

アル・ナスルは週給25万ポンド(約4600万円)を提示するとのこと。理想はユナイテッド残留となるが、クラブの対応に不信感もあり、合意に至るかがポイントとなる。

仮にデ・ヘアが退団となれば、今夏の移籍市場でGKを2人獲得しなければいけなくなるユナイテッドインテルの元カメルーン代表GKアンドレ・オナナに関心は寄せているが、交渉が進んでおらず、獲得できるかは不透明な状況。デ・ヘアの確保を目指したいが、納得いく条件を出せるのかがポイントとなりそうだ。