布団に入っていよいよ眠りの国へ旅立とうというタイミングで、「プーン」と聞こえるあの甲高い羽音。このまま眠りにつけるだろうか…。
■蚊の羽音が気になって眠れない
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で79.7％の人が「蚊の羽音が気になって退治するまで眠れなくなったことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は76.7％、女性は82.8％という結果になっている。
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■見失うと気になって寝不足に
編集部が話しを聞いた60代の女性は、「もともと眠りが浅いのですが、蚊の羽音がすると一瞬で目が覚めます。刺されると腫れてしまうので、確実に居なくなるまでは落ち着きません」と述べた。
行方を見失うと眠れないまま朝を迎えることもあり、蚊の季節には寝不足になることも多いと悩ましげだった。
■あまりに嫌いすぎて敏感に
地震が起きても目が覚めないのに、蚊の羽音には反応してしまうという20代の女性は、「普段かなり眠りが深いのですが、蚊の羽音だけはダメです。あの音は本当に嫌いです」と述べた。
耳元で聞こえた瞬間、反射的に思いっきり耳を叩いてしまい、鼓膜が破れたのではないかと思ったこともあるそう。「あまりに嫌いすぎて敏感になっているのかもしれないですね」と分析するも、やはり放置して眠る気にはならないようだった。
■蚊の羽音は恋の音？
殺虫用品などを取り扱うフマキラーのHPによると、蚊の羽音の周波数である350Hz～600Hzは人間にとって聞き取りやすい音域で、耳に刺さるような高音を不快だと思う人は多いのだそう。
しかし、そんな不快な羽音も、蚊にとっては子孫を残すための大切な役割を果たしているという。種類によって異なるメスの羽音をオスが聞き分け、同じ種類のメスに引き寄せられて交尾をするというのだ。
交尾をしたあとのメスが産卵のために動物の血を吸うのだから、いずれにせよ人間にとっては不快な結果につながるわけだが、あの羽音にも意味があるのだと思うと、少しは違った気持ちになりはしないだろうか…。
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【調査概要】
方法：インターネットリサーチ
調査期間：2023年5月15日～2023年5月17日
対象：全国10代～60代男女1,000名 （有効回答数）
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