トッテナムが、シャフタールに所属するイスラエル代表MFマノー・ソロモンの獲得に近づいているようだ。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在23歳のソロモンは母国クラブのマッカビ・ペタティクバの下部組織出身で、2019年1月にシャフタールに完全移籍した。同クラブでは公式戦106試合出場で22ゴール9アシストを記録。2022年7月にプレミアリーグ昇格を果たしたフルアムへとレンタル移籍し、シーズン序盤は負傷によって戦線離脱を余儀なくされたものの、公式戦24試合出場で5ゴールを記録した。

 移籍期間の満了に伴い、シャフタールへと戻ったソロモンだが、2023-24シーズンも再びプレミアリーグプレーする可能性が浮上しているようだ。報道によると、トッテナムに加入することで合意した模様で、メディカルチェックを受ける予定となっていることが明らかになった。

 なお、ソロモンのシャフタールとの現行契約は2023年12月31日までとなっているものの、ロシアウクライナプレーする外国籍選手の一時的な契約解除を認める国際サッカー連盟FIFA)の特例措置が延長されたことを受け、フリーでトッテナムに加入することになる模様で、この特例措置にシャフタール側は不満を示していることも報じられている。

 それでも、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏もトッテナムソロモン獲得で口頭合意に達したほか、2028年6月30日までとなる5年契約を締結することになると伝えており、移籍は決定的と見られている。

昨季はフルアムでプレーしていたソロモン [写真]=Getty Images