錦戸亮

6月22日からNetflixで配信されているドラマ『離婚しようよ』が好評だ。配信以降、Netflix内の人気ドラマランキング上位に食い込んでいる。

中でも、同作で「クズ男」役で出演している錦戸亮の演技が話題に。振り切った役を演じられるのは、「ある理由」が…。

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■色気のある男役が話題に

『離婚しようよ』は、松坂桃李演じる新人議員と仲里依紗演じる女優の夫婦関係を描いた物語。世間体のためおしどり夫婦を演じていたものの、関係が冷え切っていた夫婦が様々な事情により、何とかして離婚しようと奮闘するホームコメディーだ。

錦戸は自称アーティストで、パチスロで生計を立てる男役だ。仲演じる売れっ子女優に言葉巧みに近付き、初対面で手を繋いだり、パチンコ店でキスするなど、常識から外れた行動を取りつつも、色気の溢れる男を熱演。ネット上でも話題を呼んでいる。


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■業界内でも好評な演技力

錦戸は2005年のドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)で優しい青年役、11年のドラマ『全開ガール』(同系)ではお人好しのシェフ役、14年の『ごめんね青春!』(TBS系)では少々頼りない教師役…と様々な役を演じてきた。

あるテレビ局関係者は、錦戸の演技力をこう評する。

「業界内でも、演じる役の広さは定評がありますよ。セリフだけでなく、表情や所作もそのキャラクターに成り切る、憑依型の俳優だと思います。今回の『離婚しようよ』でも、女性が思わず惹かれてしまう危険な魅力のある男性役がハマっています」(テレビ局関係者)。


■「15年前の経験」が糧に

先述したように、パチスロで生計を立てたり、出会ったばかりの女性に少々強引に迫るなど、「クズ男」役も板についている錦戸。前出のテレビ局関係者は、「15年前の経験」が高い演技力につながっているのではないかと推察する。

「2008年のドラマ『ラスト・フレンズ』(フジテレビ系)で、恋人にDVを働いたり、ストーカーまがいの行動を取る男性役を演じたのが大きかったと思います。錦戸さんは当時、NEWSと関ジャニ∞の両方に属し、爽やかなアイドルのイメージが強かったので、俳優としてその印象を打ち破る必要がありました。その点、彼は回を重ねるにつれ、表情まで変わっていき、しっかり役に入り込んでいたそうです。普段の自分と全く異なる役を演じられたことが、自信につながったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)。

俳優業の転機になった経験と言っても過言ではない。


■ネット上でも絶賛の声

そんな過去の経験も生かしつつ、『離婚しようよ』で多くの人を惹きつけている。

ネット上でも、「人間臭くて愛らしく、惹き込まれる」「クズ男なんだけど、自由でナチュラルな演技が最高」「錦戸くんの演技は色気と陰があるし、もっといろんな作品に出てほしい」「危うい魅力の人間を演じるの上手い」など、錦戸の演技を絶賛する声が多数あがっている。

これからも、錦戸の芝居は多くの人を魅了するに違いない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

錦戸亮、『離婚しようよ』の“クズ男”役で注目 「15年前の経験」が俳優業の転機に