大谷のバットが止まらない!7月初めての一発も約138メートルという特大弾だった(C)Getty Images

 2試合振り、そして今月最初の本塁打も目の覚めるような当たりだった。

 エンゼルス大谷翔平は現地時間7月2日(日本時間3日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し8回の第4打席で今季31号ホームランを放ち、5-2での勝利に貢献した。

【動画】またも飛び出した特大弾! 球場総立ちとなった大谷翔平の完璧な31号シーン

 1、2打席目はいずれも三振、3打席目も外野フライに倒れて迎えた8回裏。ダイヤモンドバックス2番手のカイルネルソンが投じたやや真ん中よりのスライダーをとらえ、ライトスタンドへ叩き込んだ。前々日の30号と同様の軌道で打球はフェンスを大きく越えている。

 大谷は9打席ぶりの安打がこの本塁打となり、過去4試合で記録したヒットも全てホームランという、「スラッガー大谷」を鮮明に印象付ける結果に。6月は15本ものアーチを放っているだけに、夏場でのさらなる量産も予感させる、7月最初の一発となった。

 もちろん、米国内での反響も大きい。米老舗スポーツサイト『Sports Illustrated』も試合終了直後、大谷の31本目の本塁打を公式サイト上で報じている。

 同メディアでは「アリゾナカイルネルソンが投じたスライダーを右中間スタンド深くに叩き込み、今季31本目のホームランを放った。スタットキャストの計測では、打球の飛距離は454フィート(約138メートル)、球速は時速115.4マイル。打球は高架スタンドのトンネルのひとつに落ちた」として、その様子を振り返っている。

 さらに「もし、454フィートのホームランをありふれたものに見せられるとしたら、それはオオタニだ。彼はその2日前に、なんと493フィート(約150・3メートル)のホームランを放ち、自身のキャリア最長、そして今シーズン最も遠いホームランを放った」とダイヤモンドバックス戦で記録した2発、それぞれのインパクトの大きさを強調した。

 同メディアは「新たな月が始まってわずか2日だが、オオタニは7月も実りあるものになりそうだ」と本塁打を称えながら、「日曜日には先発投手としてオールスターに登録された」と球宴で指名打者部門に続き、投手としても選出となったニュースも付け加えている。

 またも特大の一発で本拠地を沸かせた大谷。チームも連敗を4でストップしたことで再び、流れを引き寄せなければならない。翌日からのパドレスとの3連戦でも、背番号17は投打でキーマンとしての期待が寄せられている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「7月も実りのあるものになりそうだ」大谷翔平、2試合ぶりの特大弾で連敗ストップに貢献!米メディアは”7月も”本塁打量産を予想