ビートたけしの青春自伝「浅草キッド」が音楽劇として舞台化され、2023年10月から11月に東京・大阪、名古屋にて上演される。このたびビジュアルおよび全キャストと公演詳細が解禁された。

【写真】林遣都が若かりしビートたけしに…音楽劇「浅草キッド」ビジュアル

浅草キッド、音楽劇として初の舞台化

原作の「浅草キッド」(講談社刊)は、ビートたけしが芸人として一世を風靡し、映画監督として世界中に名を轟かせるよりはるか昔の話。まだ何者でもなかった青年時代のとある夏に、のちの人生を決定づける師匠・深見千三郎と出会い、苦楽を共にした芸人仲間や、たくましく生きるストリッパーたちと過ごした日々を描いた青春自伝小説だ。

今回、過去にドラマ・映画化されてきた本作が、ビートたけし作詞・作曲による楽曲「浅草キッド」と共に、音楽劇として初の舞台化。舞台版では、ビートたけし自らが原点と語る、浅草・フランス座で下積み生活を過ごした青春時代、芸人・ビートたけしの誕生と、笑いにかけた芸人たちの生き様を描く。

■主演・林遣都をはじめ山本耕史松下優也らが出演

主演・北野武役を務めるのは、映画・ドラマで多くの話題作に出演し、繊細な役どころから狂気を秘めた役どころまで演じ分ける、振り幅の広い役作りに定評のある林遣都。そして、青年・武の人生を決定づける師匠・深見千三郎を務めるのは、ミュージカルをはじめドラマ・映画で活躍し、確かな歌唱力とダンスの実力を兼ね備える山本耕史。共演は、武の先輩芸人で裏の顔を持つ高山三太に松下優也、上昇志向が強いが、憎めない性格でのちのビートきよしとなる兼子二郎に今野浩喜、後輩芸人でコンビを組むも、武へのコンプレックスから次第に悲劇へ突き進むことになるマーキーに稲葉友、作家志望でフランス座の人々を俯瞰で見守る井上に森永悠希、人情味溢れる深見の妻・志の川亜矢に紺野まひる、武が深見に弟子入りするきっかけを作る、フランス座のチケット売り場で働く塚原にあめくみちこらが出演する。脚本・演出は福原充則が手掛ける。

音楽劇「浅草キッド」は2023年10月8日(日)から22日(日)まで東京・明治座、10月30日(月)から11月5日(日)まで大阪・新歌舞伎座11月25日(土)・26日(日)に愛知・ 愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。

【写真】音楽劇「浅草キッド」キャストの面々/※提供画像