日弁連はこの夏、「基本的人権の尊重」をテーマにした「憲法動画コンテスト」を実施する。憲法や人権について考えるきっかけにしてもらう狙いで3回目。

募集期間は、7月10日(月)から9月19日(火)まで。高校生以下の部と一般の部に分けて、90秒以内のショートムービーを募る。応募は個人でもグループでも可能。小林元治会長のほか、映画監督の松島哲也さん、俳優の別所哲也さん、ジャーナリストの堀潤さんらが審査し、2023年11月中旬に結果を発表する。

日弁連は2017年に「憲法ポスター」、2018年に「憲法ポエム」のコンテストを実施。若い人にさらに参加してもらいたいと、2019年から動画コンテストを始めた。

ポスターやポエムでは戦争や平和をテーマにした作品が多かったが、動画になって差別やいじめ、ネット中傷などを題材とした作品が増えたという。2021年の第2回大会には、114作品(高校生以下の部門で75作品、一般部門で39作品)の応募があり、授業の一環としてグループ制作する事例もあるそうだ。

6月28日の記者会見で、日弁連憲法問題対策本部の石原修委員は、「ぜひ学校の夏休みの課題やイベントなどにも利用してもらいたい」と呼びかけた。

日弁連が憲法動画コンテスト開催、「夏休みの課題にも」と呼びかけ