マンチェスター・Cは、アトレティコ・マドリードに所属するU-21スペイン代表MFロドリゴ・リケルメに関心を寄せているようだ。3日、スペイン紙『アス』が報じている。

 2000年4月2日生まれのリケルメは現在23歳。“ロロ”の愛称で親しまれる同選手はアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2019年9月にトップチームデビューを果たした。その後はレンタル移籍でボーンマスとミランデス、そして2022-23シーズンからはジローナに加入。ミチェル監督の下で躍進を遂げた同クラブで、ラ・リーガ35試合に出場し4得点4アシストを記録するなど、技巧派ドリブラーとして左サイドで輝きを放った。また、目下行われているEURO U-21にもスペイン代表として出場している。

 そんなリケルメに対して、マンチェスター・Cが関心を寄せているようだ。『アス』によると、すでに両クラブは接触したとのこと。アトレティコ・マドリード側は、昨夏に同選手との契約を2028年夏まで延長するとともに、契約解除金を6000万ユーロ(約95億円)に設定しており、この金額を下回るオファーは断固として拒否する構えと報じている。

 一方で、ジローナからアトレティコ・マドリードに復帰したリケルメだが、新シーズンもレンタル移籍が濃厚という。『アス』は、クラブ側が下部組織の“至宝”とも称される同選手のキャリア形成と挑戦のために、より質の高いレンタル移籍先を求めていると指摘。最終的な判断は、ディエゴ・シメオネ監督に一任されているようだ。

 マンチェスター・Cは、リケルメが構想外となった場合に、そこを勘所として交渉を進めると伝えられている。果たして、2022-23シーズンのラ・リーガで躍動した同選手の去就は、どうなるのだろうか。

マンチェスター・Cが関心を寄せる“ロロ“ [写真]=Getty Images