バイエルンがニースのフランス代表MFケフラン・テュラム(22)の獲得に動いているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。

今夏の移籍市場でRBライプツィヒからオーストリア代表MFコンラート・ライマーを獲得したバイエルン。しかし、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得レースに参戦を試みようとしたことからもわかるように、さらなる中盤の補強を画策している。

とりわけ、トーマス・トゥヘル監督はテュラムを高く評価しており、クラブに対して獲得をリクエストしている模様だ。

報道によると、バイエルンリバプールも熱視線を注ぐ若手MFの代理人との会談を設定しており、獲得の動きを本格化させていくようだ。

一方、ニースはテュラムを少なくとももう一年残留させたい考えがあり、売却に前向きではない。そのため、5000万ユーロ(約78億8000万円)に近いオファーが届かない限り、交渉に応じる可能性は高くないという。

1998年フランスワールドカップ(W杯)優勝メンバーであるリリアン・テュラム氏を父に持つケフラン・テュラムは、2019年7月にニースへ加入。今季は中盤の主軸として公式戦48試合に出場して2ゴール8アシストを記録する活躍を披露し、ビッグクラブからの関心を集めている。

なお、テュラムはU-21フランス代表のU-21欧州選手権敗退に伴い、現在は休暇に入っており、休暇後に自身の去就を決断する構えだ。