デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、マンチェスター・ユナイテッドで序列を落とすのだろうか。

昨夏ブレントフォードからフリー移籍で加入したエリクセン。正確無比なボール捌きと卓越したキック精度を誇る31歳はエリク・テン・ハグ監督から信頼を勝ち取り、ケガで長期離脱した時期もありながら公式戦44試合でプレーし、2ゴール10アシストを記録した。

EFLカップ(カラバオ・カップ)の制覇によって6年ぶりにタイトルを獲得したチームで大きな存在感を放ったことは間違いないが、イギリスフットボールインサイダー』でコラムニストを務める元イングランド代表FWガブリエル・アグボンラホール氏は、2023-24シーズンは序列を落とすだろうと主張する。

ユナテッドチェルシーから移籍金総額6000万ポンド(約110億1000万円)でイングランド代表MFメイソン・マウント(24)の獲得が秒読み。エリクセンは「マウントの加入に押し出される格好となるだろう」と予想した。

エリクセンには脚力が足りない。テン・ハグが中盤の選手に望むほどボールを奪う力がなく、とりわけマンチェスター・シティと戦うときはそれが目立つ」

「ユナイテッドではとにかく脚力が必要だよ。カゼミロ、ブルーノ・フェルナンデス、そしてマウントなら問題ない。マウントはより機動力があり、ゴールを決めることもできる。完璧にフィットするだろうね」

マウントは間違いなくエリクセンのポジションを取って代わる選手となるだろう。彼はサイドではなく、ナンバー「8」の選手だしね。エリクセンが自らのポジションを守るために十分な努力をしているとは思えない」

アグボンラホール氏はエリクセンに厳しい言葉を投げかけたが、マウントの加入でユナイテッドの中盤に選択肢が増えることは間違いない。