アイティフォーは7月3日6月30日に設立した健康経営アライアンスに参画したと発表した。

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 健康経営アライアンスは、「社員の健康をつうじた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」というビジョンに共感する148の企業・団体(6月30日時点)が活動する組織。同アライアンスでは、企業と健保が連携したコラボヘルスの推進を通じて、データドリブンの課題特定と解決策の実行、各種施策の評価を行う。また、データヘルス計画に基づくPDCAサイクルの着実な遂行を通じて、健康経営の型づくりと成果創出のためのソリューションの共創と産業界への実装を実現していく。

 アイティフォーは、2021年12月にサステナビリティ方針を策定し、そのなかで「人財の深化」をマテリアリティの一つに制定した。人財(人材)を企業価値向上の源泉であり不可欠な存在であると考え、人事制度の改革、働き方改革などさまざまな取り組みを実施している。今回、健康経営アライアンスのビジョンに共感するとともに、同社も健康経営に関する取り組みを促進していく必要性を感じ、アライアンスに賛同した。

 健康経営アライアンスの主な取り組みとしては、健康経営の取り組みと成果が適正に評価され、企業価値向上に資する健康経営のKPIを設計する。

 健診・レセプトデータの分析結果や従業員アンケートなどの分析結果を活用し、健康課題の特定と可視化に資する「健康経営アセスメント」の枠組みを検討していく。会員の健保・労務担当者とのコラボヘルス促進の一助を目指す。

 健康経営の成果創出に必要な各種ソリューションの情報を蓄積する。参画企業・団体のソリューション導入経験、効果検証結果をもとにデータベースを構築し、自社の課題に合ったソリューション選定の判断材料を共有する。1社では限定的なトライ&エラーを、多くの企業・団体による集合知で、解決策の実行に関するラーニングスピードを高めていく。

 経営層、人事・健保実務担当者向けに、健康経営に関するリテラシー、スキルを高めるための勉強会/セミナーを開催する。

健康経営アライアンスの主な取り組み