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5月24日、全国都市緑化祭の式典であいさつされる佳子さま /(C)JMPA

’20年3月から’22年9月にかけて改修工事が行われた秋篠宮邸。宮内庁6月30日、秋篠宮ご一家が仮住まいされていた御仮寓所で佳子さまが“1人暮らし”されていると公表した。

「御仮寓所が建築された当初、秋篠宮ご一家が改修を終えた宮邸に戻られた後は“事務所と収蔵庫として使用される”と公表されていました。しかし、後に“事務所や秋篠宮家の私室として利用される”と変更されました」(宮内庁関係者)

この使用目的の変更について、宮内庁は公式サイト上で《できる限り秋篠宮邸の改修規模を縮減し経費を節減するとの基本方針に基づいて決めたものです》と説明。家族5人の部屋を宮邸内に作ると改修規模が大きくなり予算が増えると予想されたため、秋篠宮ご夫妻と眞子さん、佳子さまで相談されたといい、次のように記している。

《この経費を削減する目的で、眞子内親王殿下(当時)ならびに佳子内親王殿下が、分室(旧御仮寓所)に引き続きお住まいになるよう計画を変更することとなりました。結果的に、眞子内親王殿下(当時)はご結婚になったため、現在、分室(旧御仮寓所)にお住まいになっているのは、佳子内親王殿下お一方です》

つまり、佳子さまの“1人暮らし”は「経費削減」のためだというのだ。だが一方で、秋篠宮家の側近である皇嗣職大夫は記者会見で、経費の削減額について「具体的な数字は、お示しできるものを持っていない。お答えは控えさせていただきたい」と明言を避けていた。

秋篠宮御仮寓所は、改修工事中の仮住まいとして建築された。仮住まいとはいえ、9億8千万円を費やされた鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約1400平米の建物だ。

「宮邸の改修費用は建物部分に約26億円、庭園工事なども含めると約30億2千万円と公表されています。御仮寓所と合わせると40億円以上にものぼります。改修工事が行われたのはコロナ禍だったこともあり、“苦しい生活に耐えている国民もいるなかで、改修に40億円もかけるのはいかがなものか”と批判の声が上がっていました。

一方、天皇ご一家がお住まいの御所の改修費は約8億7千万円でした。そのため、“皇嗣家の生活にまつわる費用とはいえ高すぎるのではないか”といった声もありました」(皇室担当記者)

秋篠宮ご夫妻が改修後の宮邸に引っ越されて約3カ月経ったタイミングで佳子さまの“1人暮らし”を明かした宮内庁。しかし、ネット上ではその意図に「理解できない」と疑問の声が続出する事態に。

《削減された経費の額は発表すべきてはないでしょうか》
《なぜいちいち信頼感マイナスになることするのか、本当に意味が分からない
宮内庁は公表するタイミングをコントロールするところがいやらしい。どうせ公表するなら一人暮らしするタイミングで言えば良い》

’19年から約3年半、御仮寓所で生活されてきた秋篠宮家の“懸念事項”は、長女・眞子さんと小室圭さんの結婚問題でした。秋篠宮ご夫妻は結婚に反対され、眞子さんの心変わりを待たれていました。ですが、佳子さまは眞子さんの唯一の理解者であり、秋篠宮ご夫妻とは意見が対立することもあったといいます。

それゆえ、秋篠宮ご夫妻と佳子さまの間に溝があるとする報道も少なくありません。事情はあったのかもしれませんが、宮邸を改修するときに、結婚の予定があった眞子さんはともかく、娘である佳子さまの部屋をそもそも作らないというのは違和感があります。

佳子さまが秋篠宮ご夫妻と別居していることが明白になったことで、さらなる憶測が広がる可能性もあります。

宮内庁がこのタイミングで発表したのは、何かしらの意図があったのかもしれませんが、“メリット”は何一つ感じられず、不可解ですね」(前出・皇室担当記者)

国民の理解を得られる日はやってくるだろうかーー。