俳優・山下智久が主演したドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系、以下『コード・ブルー』)の1st seasonが2008年7月に放送開始してから15年が経つ。救命救急センターを舞台に、若きフライトドクター研修生や指導医たちの奮闘や葛藤を描いた本作は大ヒットし、2017年には3rd seasonが放送された。翌2018年に公開された劇場版は興行収入93億円を記録し、同年の邦画第1位に輝いた。今回はそんな大ヒットシリーズ『コード・ブルー』に出演していた豪華キャストを振り返りたい。

【写真】『コード・ブルー』豪華すぎるキャストたちの現在

山下智久

 本作の主人公で、1st seasonの時点では救命センターの医師、フライトドクター候補生だった藍沢耕作を演じたのは山下智久。当時アイドルグループ・NEWSの人気メンバーで、俳優としてもドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)など多数の主演作がヒットし、すでに人気絶頂だった。2011年にNEWSを脱退し、ソロとして活動を開始。2020年10月末にジャニーズ事務所を退所した後も、ハリウッド映画に出演するなど活躍の場を広げ、昨年末からNetflixで配信開始したドラマ『今際の国のアリス』シーズン2では全裸のキャラクターを演じて大きな話題に。今年2月にはツイッター上で「大切な友人。現場に遊びに来てくれた」と、『コード・ブルー』で共演した浅利陽介と再会したことを報告し、ドラマのファンを歓喜させた。

新垣結衣

 藍沢と同じく1st seasonの時点では救命センターの医師、フライトドクター候補生だった白石恵を演じたのは“ガッキー”こと新垣結衣だ。モデルとして活動を開始した新垣は、2006年から放送された江崎グリコポッキー」シリーズのCMでブレーク。『コード・ブルー』出演後も女優として多くの作品に出演していたが、なんと言っても2016年放送のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を抜きに彼女を語ることはできない。社会現象化した本作は新垣の代表作で、契約結婚の相手役を演じた俳優・ミュージシャンの星野源とはその後実際に結婚し、世間を驚かせた。2021年5月には所属事務所から独立し、フリーでの活動をスタートさせている。

戸田恵梨香

 藍沢、白石と共にフライトドクター候補生だった緋山美帆子を演じたのは戸田恵梨香だ。映画初出演だった2006年6月公開の『デスノート』で“ミサミサ”こと弥海砂を演じてブレーク。『コード・ブルー』出演後には、加瀬亮とダブル主演を飾った『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』シリーズ(TBS系)が大ヒットした。その後も活躍を続け、2019年には連続テレビ小説スカーレット』で主演を飾った。2020年12月に俳優の松坂桃李と結婚し、今年5月には第1子を出産したことを発表している。

「『コード・ブルー』に出会ってなければ俳優をやめていました」 元人気子役の現在

比嘉愛未

 救命センターの看護師、フライトナースの冴島はるかを演じたのは比嘉愛未だった。2007年度上半期放送のNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』のオーディションにて2156人の中からヒロイン役に抜てきされ、一躍ブレークした。『コード・ブルー』出演後も数多くのドラマ、映画に出演している。新垣、戸田とは『コード・ブルー』で共演して以来交流が続いており、3人で女子会をすることもあるという。

■ 浅利陽介

 藍沢らと同じ救命センターの医師、フライトドクター候補生だった藤川一男を演じたのは浅利陽介だ。子役時代から活躍していた浅利は2001年放送の『キッズ・ウォー3』(TBS系)で注目される。その後も大河ドラマ『新選組!』など多くの話題作に出演していたが、大学生の頃に出演した『コード・ブルー』が転機に。当時、俳優として活動を続けるか悩んでいたそうで「『コード・ブルー』と出会っていなければ僕は俳優をやめていました」とのちに語っている。今でも同作のキャストとの交流は続いており、2018年には比嘉が浅利と共に山下のライブを鑑賞したことをSNSで報告していた。2015年12月に一般人女性と結婚し、2020年8月には第1子女児が誕生している。

ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズで共演した山下智久、新垣結衣  クランクイン!