静岡県内の高速道路で、交通トラブルになった男性に対し日本刀で脅したとして、宮崎県日南市に住む53歳トラック運転手の男が逮捕された。

 警察によると、男は5月22日午後4時過ぎ、兵庫県芦屋市に住む不動産業の62歳男性に対し、持っていた日本刀で脅迫したとして、3日に暴力行為等処罰に関する法律違反と銃刀法違反の疑いで逮捕された。

 男は静岡県長泉町の新東名高速道路で理由は不明だが、追い越し車線で停車をしていたとのことで、男性が車を降りて抗議すると、日本刀を持ち出し脅したとのこと。男は事件当時勤務中だった。日本刀を持ちながらトラックを運転し、日々業務をこなしていたとは驚きだ。

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 この事件に、ネットユーザーからは「トラック運転手が日々日本刀を持ち歩いていることに驚く。世間のトラック運転手はみんなこうなのだろうか?」「会社や管理する企業は男が日本刀を持っていることを知らなかったのだろうか。管理会社の責任も問うべきだ」「昭和のトラック運転手は揉め事に備えて木刀や日本刀などを持っていたと聞く。トラック企業が組織的に持参を勧めていたのではないか」などの声が上がる。

 また、「状況がわからないけれど、追い越し車線に停車ということなら故障の可能性もありそう」「正直、車を降りて抗議に行くのも危険だと思う」「正義感で抗議に行ったのかもしれないが、自分も停車している以上周りの車を巻き込む、はねられるなどの可能性があった。もう少し考えてほしい」など、被害男性の行動を疑問視する声も出ていた。

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