俳優の高畑充希が、8月11日(金)公開の映画「バービー」の主人公・バービー役の日本語吹き替え版声優を担当することが発表された。

【写真】 バービー人形とともに笑顔を見せる高畑充希

■世界で最も有名なファッションドールの日本語吹き替え

2022年に映画化が発表されると、「最高に期待できるバービー映画」、「バービーとケンは完璧なキャスティング」、と瞬く間に世界から注目を集める映画がこの夏ついに日本に上陸。

高畑が演じるのは、いつもハッピーおしゃれでが大好きな”バービーランド”の人気者のバービー(マーゴット・ロビー)。すべてが完璧なバービーランドから、完璧とは程遠い”人間世界”へと旅立ち、様々な困難に直面しながら自分らしく生きようとする主人公を演じる。高畑が洋画作品で吹き替えを担当するのは「シンデレラ」(2015年)以来、2度目となる。

■「バービーの雰囲気にピッタリの声」

本国によるオーディションを経て正式にキャスティングが実現した。ワーナー・ブラザースの米国本社の担当者は「(ボイステストでの)充希の声は素晴らしく、バービーの雰囲気にぴったりだった。完成した作品を見るのが今から楽しみだ。」と大きな期待を寄せている。

高畑充希のコメント「バービーはキラキラしているが人間らしい」

――オファーを聞いた時の感想はいかがでしたか?グレタ監督作品の魅力もあわせて教えてください。

グレタ・ガーウィグ監督の作品が大好きで、手掛けた作品を拝見していたので、今回吹き替えキャストのオファーを頂いた時はすごく心躍りました。グレタ監督の映画は、どんなテイストの作品でも登場人物がすごくチャーミングで、女性らしいドライさやユーモアの加減もすごく素敵だし、映像もとても綺麗です。そんな彼女が”バービー”の映画を撮ることにまずびっくりして、映画館で観たい!と思っていた映画だったので、テンションが上がりました。一足先に映画も観させていただいたのですが、バービーという題材ですがキラキラした要素だけでなく「男女とは?」「生きるとは?」というところまで描かれていて、さすがだなと思いました。

――アフレコを振り返っていかがですか?バービー役を演じる上で意識した点なども教えて下さい。

かつて子供の頃夢中で遊んでいたバービーを、大人になって自分が声で演じるとは考えてもみなかったので、すごく不思議な感覚です。アフレコをするのは数年ぶりだったのでめちゃくちゃ緊張しましたが、「バービー」は映画自体がすごく面白かったので、声を吹き込みつつ笑いながら観てしまいました。本作でのバービーは、みなさんが想像する、笑顔でキラキラしたイメージに加えて、気持ちが沈んだりダメダメになったり、ある意味でとても人間らしい、いろんな面が現れるキャラクターです。今回はそんなバービーのいろんな姿を演じられるように心がけました。実際に演じてみてすごく楽しかったです。

――マーゴット・ロビーのバービー役について

バービーを演じたマーゴット・ロビーは、いろんな作品で拝見していたのですが、本作もチャーミングで素晴らしかったです!劇中でバービーが箱に入るシーンがあるんですが、マーゴットがバービーにしか見えなくて、こんなに“実写化”が似合う方がいるんだなと思いました。バービーがどんどん変化していく様も素晴らしかったです。

――本作を観るとどんな気持ちになると思いますか?

バービーたちが住むバービーランドはとにかく可愛くて、キャラクターたちが次から次へと素敵なファッションに着替えていくところを見ると思わずショッピングに行きたくなるし、圧倒的にオシャレしたくなると思います。そうしてポップな気持ちになったかと思えば、一転して切ない気持ちにもなるし、ラストにはなんだか観ている側も強くなれたような気がしました。昔自分で持っていたり、お子さんが小さい頃遊んでいたりしたバービーを、もう一度箱から出したくなるような素敵な作品だなと思いました。

■映画「バービー」あらすじ

すべてが完璧で今日も明日も明後日も<夢>のような毎日が続くバービーランド。バービーとボーイフレンド?のケンが連日繰り広げるのはパーティー、ドライブ、サーフィン。しかし、ある日突然バービーの身体に異変が!原因を探るために人間世界へ行く2人。しかし、そこはバービーランドとはすべてが違う現実の世界、行く先々で大騒動を巻き起こすことに。彼女たちにとって完璧とは程遠い人間の世界で知った驚くべき<世界の秘密>とは?そして彼女が選んだ道とは?予想を裏切る驚きの展開と、明日を明るく変える魔法のようなメッセージが待っている。

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