兼松株式会社(以下、「兼松」)は、この度、環境技術スタートアップ企業である豪Samsara Eco社へ出資いたしました。Samsara Eco社が実施する第三者割当増資を引き受ける方法により同社の株式を取得したもので、兼松はこの出資を通じて、近年重要な社会課題となっているプラスチックごみの削減に取り組むとともに、プラスチックリサイクル事業を通じた循環型ビジネスの確立を目指します。

Samsara Eco社は2021年にオーストラリアで設立された企業で、短時間でプラスチック(ポリマー)を分解し、さらにそのプラスチックの構成要素(モノマー)に分解できる独自の酵素リサイクル技術を有しています。同社の酵素リサイクル技術には、以下の特徴があります。

  1. 再び(何度でも)新品のプラスチックに生まれ変わらせることが可能です。

  2. 同社のリサイクル技術は、プラスチックのリサイクル過程で排出される温室効果ガスの量を、従来と比較して大幅に削減することができます。

  3. テキスタイルなど、不純物や添加剤等を含むプラスチックもリサイクル可能です。

これらSamsara Eco社の技術を活かすべく、兼松の幅広いネットワークを活用し、日本・アジアでのプラスチック回収から、リサイクル樹脂の製造、供給までのサプライチェーン構築を推進していきます。

兼松グループでは、中期ビジョンの重点施策の一つとして、「SDGs達成に向け、環境、社会、安全をテーマとする事業分野での投資を推進」を掲げております。Samsara Eco社との取組みを通じて、循環型経済への移行に貢献して参ります。


【SAMSARA ECO社概要】

配信元企業:兼松株式会社

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