リンゴ・スターは、7月7日に83歳の誕生日を迎えるものの、現在も「歳をとった」とは全く感じておらず、出来る限り忙しくするようにしているという。

リンゴはピープル誌にこう話している。

「歳をとったと感じさせられる事は何もないよ。頭の中では僕は27歳なんだ。知恵は重い言葉だ。(年をとることは)ただ起きることで、できるだけ忙しくするようにしている」
「落ち込んだことは一度もないね。もちろん大変な時もあるけれど、精神は元気だ。言えるのはそれだけだよ」

そしてリンゴは、自身が23歳の時に、ビートルズがオープニングアクトを務めたヘレン・シャピロのバックミュージシャン達との会話を振り返り、「バンドと話をしていたんだけど『何歳?』って聞いたら、彼は『40歳だ』って言ったんだ。『40歳? で、まだそれやってるのかい?』って感じだったよ。僕は何も分かってなかったね。それをかなり超えている。でも、いつもあの会話を思い出すんだ」と語った。

ロサンゼルスで妻バーバラと共に毎年恒例の「ピース ラブ」イベントを開催して誕生日を祝う予定のリンゴ。毎年この日の正午には、自分なりのかたちで世界中に平和と愛の波を送りだすようファンに呼びかけてきた。

2008年に開始した同イベントについて、リンゴは以前こう話していた。

「考えもせず、『僕の誕生日の正午に皆が“ピース&ラブ”って言って欲しい』って言ったんだ。7/7、7つめの月の7番目の日にね」
「そうやって始まった。これまで何年もやってきたよ。そして今ちょっとレベルを上げたんだ。『ピース ラブって言ってもいいし、ピース ラブって考えるだけでもいい』ってね。どんな方法でもいいんだ」

きっちりとした食生活を送っているリンゴだが、誕生日にはケーキを「フォーク一杯分だけ」食べるようにしているという。

リバプールでは、ケーキを一切れ食べないといけない。僕はフォーク一杯分だけ食べるよ。そうしないといけないからね。伝統だ」
「砂糖を完全に断とうとしているんだけど、それは不可能だよ」