SixTONESの京本大我が映画単独初主演を務め、ヒロインに古川琴音を迎えた河合勇人監督による映画最新作『言えない秘密』の製作が決定。公開は2024年夏となる。

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本作は、2人が織りなす淡くせつないイノセントなラブストーリー。伝統ある音楽大学を舞台に、京本は過去の出来事から思うようにピアノが弾けなくなってしまった音大生の湊人を、古川は明るく魅力的でありながら、ある秘密を抱えたどこか謎めいた雰囲気のある音大生、雪乃を演じる。ピアノの音色に導かれ、運命的な出逢いを果たした2人は自然と惹かれ合う。雪乃の明るく純粋なピアノの演奏は、湊人が抱えるトラウマを癒し、やがて2人で過ごす日々は愛おしくかけがえのないものになっていく。しかし、ある日突然雪乃は湊人の前から姿を消してしまう。

今年の4月に東京ドーム単独公演も成し遂げた大人気グループSixTONESのメンバーで、なかでも圧倒的歌唱力でミュージカルエリザベート」に3度も出演している京本。連続ドラマ初単独主演作「束の間の一花」や「ハマる男に蹴りたい女」などに出演し、「ラストマン-全盲の捜査官-」ではゲスト出演ながら放送時にはSNSのトレンドに入るほど記憶に残る演技を披露したが、意外にも京本にとって本作が初単独主演映画となり、ピアノ留学でトラウマを抱えて帰国した音大生の湊人役で、ピアノの演奏にも挑戦している。

映画『スクロール』(23)、『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)、『メタモルフォーゼの縁側』(22)や、ドラマでは「ペンディングトレインー8時23分、明日君と」、「どうする家康」、「犬神家の一族」、ミュージカルでは「INTO THE WOODS -イントゥ・ザ・ウッズ-」などで確かな演技力を発揮し、幅広い分野で活躍してきた古川だが、恋愛映画のヒロイン役は本作が初。ある秘密を抱えた音大生の雪乃役では、幼少のころからピアノをたしなんでいる古川も、本作で自ら演奏シーンに挑戦した。

台湾の国民的大スターでアジアでも絶大な人気を誇るジェイチョウが、初監督にして主演も務め、台湾アカデミー賞で作品賞含む3部門受賞、アジア圏内で爆発的大ヒットを記録した同名映画を原案とした本作。この物語を日本版として生まれ変わらせるのは、『映画鈴木先生』(12)、『俺物語!!』(15)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)など数々の話題作を手掛ける河合。これまでもエンタメと抒情的な物語をバランス良く演出してきた河合監督だが、今作では観客をせつないラブストーリーの世界へといざなう。公開は2024年の夏なので、続報を待ちたい。

■<キャスト、スタッフのコメント>

●京本大我(湊人役)

「本作のオファーをいただいた時、映画単独初主演ということもあって、非常に光栄でうれしい気持ちと、不安が入り乱れるような、そんな気持ちでした。お話をもらってから、オリジナルの台湾映画も拝見しましたが、とても好きな世界観で、『自分もこの世界に飛び込んでみたい!』と強く思い、素直にうれしかったです。今回ピアノ演奏に挑戦をしていて、仕事の隙を見ては必死にピアノ練習をする毎日を送っています。古川さんとはピアノの連弾練習で初めてお会いして、クールで少しミステリアスな印象を抱いていたのですが、気さくに話しかけて下さり、すでに『きょも』『こっちゃん』とあだ名で呼び合うようになり、自然体でいられる空間を作ってくださいます。河合監督はお芝居に関してのプランが明確で、心をゆだねて安心してお芝居ができると思います。皆さんに映画を観ていただくのが楽しみです!」

●古川琴音(雪乃役)

「初めて台本を読んだ時に、まるで台本からピアノの音が聞こえてきそうなくらい、とてもロマンチックで綺麗な物語だと思いました。ラブストーリーのヒロイン役で参加するのは今回が初めてなのですが、このような気持ちになれる作品のヒロインを務めさせていただけることになって本当に光栄です。京本さんとは今回が初めましてで、“クールな王子様”というイメージだったのですが、お会いしてみると、とても気さくで落ち着いた雰囲気の方だったので、連弾練習などもリラックスして挑むことができました。河合監督とも初めてですが、登場人物の気持ちを直接言葉ではなく想像させてくださる方で、意識を共有しあえているような安心感があります。この映画を観て、人と人がつながる過程にある温かさや美しさを、改めて感じてもらえるように頑張ります」

●河合勇人監督

「台湾版オリジナル映画『言えない秘密』は公開当時観ていて、ヒロインのグイ・ルンメイに一目惚れしてしまったことを覚えています。僕にとっては何年かに一度見返したくなる大切な映画の1本です。時代が目まぐるしく変わる現代にあってなお、あのどこか懐かしい2人の初々しい恋愛劇は、美しい台湾の風景と相待って、僕のこころの片隅にいつまでも残っています。今回、そんな思い出深い作品のリメークを京本大我さん、古川琴音さんとご一緒できるのはとても光栄ですし、身が引き締まる思いです。スタッフ一同、オリジナルに恥じぬ様、精一杯頑張ります」

文/山崎伸子

京本大我(SixTONES) が映画単独初主演を務める『言えない秘密』。ヒロインは古川琴音/[c]2024「言えない秘密」製作委員会