泥沼裁判を繰り広げたジョニー・デップアンバー・ハード。裁判から1年が経ち、2人ともすでに気持ちを切り替えたようだ。ジョニーは今の状況を「ラッキー」だと感じ、アンバーも前より良い状態だと感じているそう。

【写真】アンバー・ハード、裁判後初の公の場で笑顔 黒のドレス姿で登場

 6週間にわたって世界中から注目を集めた泥沼裁判を繰り広げていたジョニー・デップアンバー・ハード。米バージニア州の裁判所で行われた名誉棄損裁判が昨年6月に終わり、その後12月に2人は和解。アンバーは和解金100万ドル(約1億4000万円)を支払い、ジョニーはこれを5つの団体に寄付したと報じられた。

 Peopleによると、裁判から1年経ち、2人は今、新しい生活に踏み出しているようだ。ジョニーの関係者は、彼は評決が出た後すぐにこの章を閉じたと証言。彼は裁判の後に今年1月に亡くなったギタリストの友人ジェフ・ベックとヨーロッパでライブツアーを行い、また仏映画『Jeanne du Barry(原題)』にも出演。同作はカンヌでお披露目されたが、「彼は好きなことが出来て非常にラッキーだと感じています」と明かしたそうだ。

 一方のアンバーはというと、裁判後に米カリフォルニア州ユッカバレーの自宅を売却し、スペインマドリードに移住した。同地では、2021年に誕生した一人娘ウーナ・ペイジと一緒に静かな生活を送っているそうだ。

 裁判中は、ネット上で死の宣告を受けるなど、酷い嫌がらせを受けていたが、アンバーの関係者は、「アメリカを出なければなりませんでした。カオスが過ぎると感じていたのです」とコメント。マドリードでは、ウーナと2人で落ち着いた生活をしていると語り、「新たなエネルギーを持ち、好きなことに集中しています」と明かした。アンバーは裁判後もストレスに晒されていたそうだが、「今はだいぶ良くなっています」と述べているそうだ。

 アンバーは先月、イタリア・シチリア島で開催されたタオルミーナ映画祭で新作『In the Fire(原題)』をお披露目。またこの後12月には、前作『アクアマン』に続きメラを演じた『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』が公開される予定。双方とも裁判前に撮影されたものだが、アンバーは今後も映画出演を希望しているという。

裁判から1年、ジョニー・デップとアンバー・ハード、それぞれ前向きになっている (C)Zeta Image