R&Cは、「R&Cマガジン」で、共働き世帯の家計実態を調査するため、共働き夫婦1000人に対してお小遣いに関する調査を実施し、その結果について発表した。

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●理想は夫婦平均で4万4524円



 1000人の共働き夫婦のうち、お小遣い制と答えた人は468人(46.8%)で全体のほぼ半数という結果となった。お小遣い平均額は3万2682円、夫婦別で見ると夫は3万4503円、妻は2万8820円だった。

 月収額に対するお小遣い額の割合については、夫婦平均で7.6%。夫婦別に見ると夫は6.7%で妻は11.4%となった。お小遣い平均額を年代別で見ると、20代から30代にかけて上昇傾向にあるが、40代で下降している。

 お小遣いの満足度調査では、「まあまあ満足している」が42%、さらに「満足している」という人が24%で、合算すると66%の夫婦が「満足」していることがわかった。

 理想額は夫婦平均で4万4524円だった。実際のお小遣い額の平均が3万2682円だったので、理想額には約1万2000円不足していることになる。お小遣い額アップの交渉経験については、31%が「ある」と回答し、そのうち、成功したのは16%だった。およそ2分の1の確率で成功しているようだ。

 この調査結果を受け、「R&Cマガジン」編集部は、「共働き夫婦1000人調査の結果、毎月のお小遣い額の平均は夫婦全体で3万2682円であることがわかった。この金額に対して、半数以上が『満足している派』だったが、『満足していない派』も一定数おり、理想額は夫婦平均で4万4524円。理想と現実は1万2000円もの差があった。しかし、お小遣いが足りなくても、50%が『我慢する』と回答し、やりくり方法では『とにかく支出を抑える』が大差をつけ1位。決まったお小遣いでひと月を乗り越えるため、なんとか努力しているみなさんの姿が浮かんできた」としている。
共働き夫婦の小遣い、夫3万4503円、妻2万8820円で差あり