2019年4月から『おかあさんといっしょ』(NHK)で第12代“体操のお兄さん”を務め、2023年4月に番組を卒業した福尾誠。7月5日には卒業を記念した『おかあさんといっしょ メモリアルベスト だいすきなキミに』が発売される。また、卒業後の『おかあさんといっしょ ファミリーコンサート～しれば・・・トモダチ？ぴょんぴょんびょ～ん！』にはゲストとして出演し、その映像がテレビで放送されるとSNSに福尾の登場を歓迎する声が寄せられた。8月9日(水)には『おかあさんといっしょ ファミリーコンサート～しれば・・・トモダチ？ぴょんぴょんびょ～ん！』も発売される。そんな福尾に4年間務めた“体操のお兄さん”の活動について話を聞くと、「視聴者の方からはお兄さん、お姉さんがいつも元気をくれると言っていただきますが、僕からしたら僕たちの方が元気をもらっていた」と思い出を振り返ってくれた。
【写真】元“体操のお兄さん”福尾誠、腕をくみ頬を少し膨らませた“かわいらしい姿”を披露
■誠お兄さんのベストが詰まった『「おかあさんといっしょ」メモリアルベスト だいすきなキミに』…「僕をふんだんに楽しめる作品になっています(笑)」
――始めに、『おかあさんといっしょ メモリアルベスト だいすきなキミに』の発売が決まった時の心境をお聞かせください。
4年間の活動がこのDVDに詰まっていて、人生の中で自分メインのDVDが発売されることはなかなかないと思うので、とても嬉しかったです。また、たくさんの歌や衣装を用意してくださったスタッフのみなさんにもとても感謝しています。
――「メモリアルベスト」ということで、本作の中で福尾さんにとってのベストなところは？
僕たちは、歌と体操の表現というものを一つの軸として活動をしてきました。この軸と向き合い楽しんで作ってきた思い出のクリップがとにかく沢山収録されています。なので、この作品はすべてがベスト！そう思っています。
――本作の見どころをお聞かせください。
一言で表すと僕をふんだんに楽しめる作品になっています(笑)。歌に合わせてたくさんの衣装を着ています。かっこいい衣装や、時には「なんじゃこりゃ！」という面白い衣装もありましたね(笑)。僕のいろんな姿を見ていただければと思います。
■ゲストとして再びコンサートに登場した“誠お兄さん”「幕が上がってから下りるまでの全部が見どころ」
――8月には『「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート～しれば・・・トモダチ？ぴょんぴょんびょ～ん！』も発売されます。
『「おかあさんといっしょ」 メモリアルベスト だいすきなキミに』とは違い、コンサート映像が楽しめる作品です。いつもみなさんが観てくれている番組の世界がそのままステージで再現されているんです。普段、テレビでは見られなかった細かい部分も見ることができる、コンサートの魅力が詰まった作品になっています。
――コンサートに出演してみていかがでしたか？
僕はゲストとして参加させていただいたのですが、ステージに上がった時にもらった声援には痺れました。僕が新しい環境に入った後で改めて、またみんなの前に立ち、直接僕の表現を見ていただけて、嬉しかったです。
――『「おかあさんといっしょ」 ファミリーコンサート～しれば・・・トモダチ？ぴょんぴょんびょ～ん！』の見どころを教えてください。
このコンサートは、幕が上がってから下りるまでの全部が見どころになっています。中でも、「しればトモダチ～しりたガエルのけけちゃま～」は、現役メンバー、ファンターネ!のみんな、ダンサーのみなさんと集まって踊るシーンなのでより盛り上がる場面となっています。
■“体操のお兄さん”への強い想い「この日本全国で僕より体操のお兄さんになりたいと思っていた人はいない」
――4年間“体操のお兄さん”を務めてみて、“体操のお兄さん”に対するイメージに変化はありましたか？
僕の中で体操のお兄さんはずっと憧れていた夢の職業でした。4年間を過ごした今でも、やはりイメージ通り、夢のような活動だったと感じています。
――4年間体操のお兄さんをやり遂げたお気持ちをお聞かせください。
とにかく楽しい時間でしたし、たくさんの子どもたちと遊ぶことができました。視聴者の方からは「お兄さん、お姉さんがいつも元気をくれる」と言っていただきますが、僕からしたら僕たちの方が元気をもらっていたなと、4年間を通じて実感しました。
――今後“体操のお兄さん”になりたいと思う人たちにメッセージをお願いします！
僕が体操のお兄さんになれた理由の一つは長い間ずっと「体操のお兄さんになりたい」と思い続けていたからだと思います。何よりも、この日本全国で僕より体操のお兄さんになりたいと思っていた人はいないと思えるほど、強く夢見ていました。なので、今、体操のお兄さんを目指している方達には、とにかくその夢を追い続けて欲しいです。
■“体操のお兄さん”は卒業しても「子どもたちに楽しんでもらえる作品づくりをこれからもずっと続けていきたい」
――今後はどのような活動をされる予定なのでしょうか？
今後は、今までやってきた体操と、子どもたちに楽しんでもらいたいという思いを軸に、表現の形を変えて新しいことに挑戦していきたいと思っています。とにかく、子どもたちに楽しんでもらえる作品づくりをこれからもずっと続けていきたいです。
――ファミリーミュージカル『だいすけお兄さんとまことお兄さんの世界迷作劇場 2023～24』ではかつて“歌のお兄さん”として活躍されていた横山だいすけさんと共演されています。共演してみていかがですか？
横山さんはすごく頼りになる方です。歌のお兄さんと一緒に活動をすることは、これから僕自身の表現の形が変わっても今までの活動の延長線上にあると思うので、横山さんと今回ご一緒にお仕事ができてとても嬉しいです。
――最後に、7月と8月に発売されるDVDを見られるお子さんにメッセージをお願いします。
とにかく、僕が「おかあさんといっしょ」で活動した4年間が詰まっています。純粋に何も考えずに楽しんでもらうこともできますし、歌詞の意味や動きの意味を考えながら見ても面白い作品になっています。何回見ても飽きないと思うので、たくさん見ていただけたら嬉しいです。
◆取材・文＝山田椋太 スタイリスト＝山崎厚見 ヘアメイク＝KEIKO(サブリメイション)
※「山崎厚見」の「崎」は、正しくは「たつさき」
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