イオングループのイオンネクストは、最先端のAI(人工知能)などを導入した国内初の本格的なオンラインマーケット事業「Green Beans(グリーンビーンズ)」を、10日から本格稼働させる。当面は東京都内5区と千葉県内3市が販売対象だが、夏の間に都内6区と千葉県内4市、神奈川県川崎市に拡大、1年後をめどに東京23区全域に広げる。

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 販売するのは、生鮮食品や各地の名産品、ミールキット、冷凍食品、輸入食品、イオンプライベートブランドトップバリュ」の食品、日用品、衣料など約2万品目。1年後には約5万品目まで増やすことを目指している。

 ECサイトから注文があると、フルフィルメントセンターで最大約1,000台のロボットが秒速4メートルで移動し、6分間で約50個の商品をピックアップする。同時に最も効率的な配送ルートをAIが選び、生鮮食品の鮮度が落ちないよう迅速に発送する。生鮮食品は時期によって最適な産地を選び、玄関先まで徹底した温度管理を進めて1週間程度の鮮度を保証する。

 販売エリアは東京都新宿区渋谷区千代田区中央区大田区千葉県千葉市船橋市習志野市。夏の間に東京都港区目黒区世田谷区江東区品川区江戸川区千葉県市川市浦安市四街道市八千代市神奈川県川崎市に拡大する予定。

 配送対応時間は午前7時から午後11時。当日から14日先までの購入ができる。最低購入価格は4,000円。送料は配送時間によって330~550円となる。決済はクレジットカードのみ。

 イオンネクストは、イオングループと提携している英国のテクノロジー企業・オカドグループの子会社であるオカドソリューションズの協力を得て、これまでにない買い物体験を提供するとしている。

イオンのオンラインマーケット「グリーンビーンズ」、7月10日オープンへ