ドイツ代表MFマルコ・ロイスドルトムントのキャプテンの座を退くことになった。

ドルトムントの下部組織育ちで、2012年夏にボルシアMGから加入して以来、11シーズンに渡って在籍しているロイス。これまでクラブ通算382試合に出場し、161ゴール120アシストを記録。在籍期間に2度のDFBポカール、3度のDFLスーパーカップを制している。

2018-19シーズンからは元ドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーの後任として5年に渡ってキャプテンを務めてきた。しかし、直近の2022-23シーズンは公式戦26試合に出場し、8得点7アシストの数字を残したものの、負傷の影響やポジションの序列低下によってプレータイムが減少。

そういった影響や新シーズンが自身にとってドルトムントでのラストシーズンとなる可能性が高い34歳MFは、プレシーズン始動まもないタイミングでキャプテンの座を退く意向を明らかにした。

「BVBファンの皆さん、僕にとって個人的に伝えることがとても重要だった。休暇中にいろいろ考えたけど、キャプテンマークを他の人に引き継ぐことを決めた」

「昨日、エディン・テルジッチとセバスティアン・ケールにこのことを伝えた。僕は誇りと名誉を持ってこの腕章を5年間巻かせてもらった。そして、長年にわたるサポートに感謝したい。セバスティアンとエディンが良い後継者を見つけることを祈っている。彼らは必ず成功すると確信しているよ」

なお、現時点でロイスの後任候補に関する報道はないが、スイス代表GKグレゴール・コベルが有力な候補となる見込みだ。