イタリアのある家庭で飼われている犬が、妊娠中の飼い主のお腹に当てられた聴診器に耳を傾ける様子がSNSに投稿された。明らかに何かを悟ったような表情を見せた犬は、新しい家族が生まれることに気づいたのか、ある行動を起こしたことから多くの視聴者を感動させている。米ニュースメディア『Newsweek』などが伝えた。

イタリア在住のマッシミリアーノ・シマリさん(Massimiliano Simari)は、オスのアメリカンブリー“ミノ(Mino)”を飼っている。マッシミリアーノさんは今年5月に結婚したが、妻のジュリアさん(Giulia)は現在、妊娠中だ。そんな中、マッシミリアーノさんは聴診器を使ってミノにお腹の赤ちゃんの心音を聞かせることを思いついた。

マッシミリアーノさんはジュリアさんのお腹に聴診器を当て、ミノの耳に聴診器のイヤーチップを装着した。するとミノは突然、顔を上げて少し驚いたような表情を見せた。そのまま数秒間微動だにせず、ミノは聴診器から聞こえてくるお腹の赤ちゃんの心音をじっと聞いているようだった。

そしてマッシミリアーノさんがミノの耳から聴診器を外すと、ミノは愛おしそうにジュリアさんのお腹にキスをしたのだ。これにはマッシミリアーノさんも驚き、大きく目を見開いてジュリアさんと微笑み合っている。ミノは近い将来、家族が増えることを悟ったのか、ジュリアさんのお腹へのキスが止められない様子だった。

そんなミノの様子を捉えた動画が6月6日にTikTokで公開されると、これまでに6070万回以上も視聴されるほど注目を集めた。多くの人がミノの行動に感動したようで、動画にはこのような声が寄せられている。

「涙が出ちゃったよ。ミノは(赤ちゃんにとって)素敵なお兄ちゃんになるわね。」
「ミノのこれまでの投稿の中で最高の動画だよ。赤ちゃんの心臓の鼓動を聞いているミノの姿はとても尊い。」
「おお! この動画は私の今日一日を素敵にしてくれた。ミノがあなた方の新しい家族を守ってくれると実感したよ。」

実際にミノがお腹の赤ちゃんを認識しているか否かは分からないが、その後の投稿でも、ミノはジュリアさんのお腹に鼻をのせながら聴診器を耳につけて赤ちゃんの心音をじっと聞いているような仕草を見せていた。

なお今回のミノのように、お腹の赤ちゃんの存在に気づく犬は他にもいるようだ。今年4月、米ニュージャージー州に住む妊婦がSNSに投稿した動画には、彼女のお腹に顔をのせていたゴールデン・レトリバーが赤ちゃんの胎動を感じて驚く様子が捉えられていた

画像は『The MINOs Massi & Mino 2023年6月7日付Instagram「Mino ascolta la sorellina」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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