アトレティコ・マドリードへの加入が決まったスペイン代表DFセサル・アスピリクエタが、2023-24シーズンに向けた意気込みを語った。7日、スペイン紙『マルカ』などが同選手のコメントを伝えている。

 アトレティコ・マドリードは6日、チェルシーからアスピリクエタが完全移籍で加入することを発表し、翌日には入団記者会見が行われた。2024年6月30日までの1年契約で約13年ぶりのラ・リーガ復帰を果たした同選手は、「これからの日々が楽しみだ」と新天地での興奮を抑えきれない様子。「監督やクラブの人たちと話をしたときに、これが僕にとって最善であり、グループやクラブに大きく貢献できると感じた」とアトレティコ・マドリードへの移籍を決断した経緯を明かした。

 また、「僕は33歳だし、それを変えることはできない」と一部のファンから不安視される年齢について言及している。「サッカーを始めてからずっと自分のことを考え、可能な限り回復し、ベストを尽くそうとしてきた。結局は、肉体的にも精神的にもどう準備するかが重要だ」と自身の中で問題ではないと主張。「他国での経験や、最高レベルでの試合経験もあり、とても良い時期に来ていると思うけど、ピッチでそれを証明しなければならない」と年齢を重ねたことが強みになるとも口にした。

 現在33歳のアスピリクエタは、オサスナの下部組織出身で2007年夏にトップチームへ昇格した。その後は、マルセイユでのプレーを経て、2012年夏にチェルシー入り。主力選手として活躍し、在籍した11シーズンでプレミアリーグチャンピオンズリーグ(CL)など合計9個のタイトルを勝ち獲った。今年1月にはチェルシーにおける外国籍選手の最多出場記録を更新している。

2023-24シーズンに向けた意気込みを語ったアスピリクエタ [写真]=Getty Images