明治安田生命J1リーグ第20節の1試合が8日に豊田スタジアムで行われ、浦和レッズvsFC東京は0-0のドローに終わった。

4位の浦和が11位のFC東京をホームに迎え撃った一戦。2連勝中の浦和は先発の興梠が大台のJ1通算500試合目出場の一方で、ピーター・クラモフスキー政権発足から2連勝のFC東京は19歳の俵積田が引き続きスタートから出場した。

FC東京が3分の左CKからエンリケ・トレヴィザンがヘッドで先にゴールに迫っていったなか、浦和は6分に左腕を痛めた酒井が負傷交代。そのアクシデントにもめげず、14分にメモリアルゲームの興梠がボックス内で巧みな動き出しで味方からボールを引き出して、左足フィニッシュを放っていったが、ゴール右に外れる。

あわやという場面に肝を冷やしFC東京だが、20分に松木が見せ場。松木が敵陣中央での奪い返しから、俵積田にパスを出してボックス中央に飛び込んでいき、折り返しに左足で合わせる。完璧な崩しだったが、GK西川に左手で触れられてしまい、右ポストに嫌われる。

その後、浦和は前半アディショナルタイム1分に興梠が左サイドに開いて起点となり、バイタルエリア左でリターンパスを受けた関根が右足ミドル。際どいコースに飛んだが、GKヤクブ・スウォビィクのファインセーブに遭う。

後半も締まった展開が続くなか、FC東京は56分に渡邊がボックス右深くで大畑を巧みに抜き去って、ゴール至近距離からニアを狙って左足を振り抜くが、GK西川が好守。今度は62分に浦和の安居が敵陣中央のやや遠目から右足ミドルを放っていったが、GKヤクブ・スウォビィクを脅かすに至らず。

なかなか均衡破れず、66分に浦和がホセ・カンテと高橋を送り込むと、FC東京もペロッチ、寺山、野澤 と立て続けに投入。すると、今後は浦和も残る交代カードで平野と小泉を送り出すが、荻原が84分、90分の連続したフィニッシュもGKヤクブ・スウォビィクの牙城を破れず。そのまま後半アディショナルに突入する。

だが、最後までゴールネットが揺れることなく、互いに3連勝を逃す結果に。ただ、浦和は10試合無敗で、FC東京も新体制発足後3戦負けなしの3試合連続無失点を維持している。

浦和レッズ 0-0 FC東京