スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(32)が8日、自身のSNSでマンチェスター・ユナイテッド退団を明言した。

6月にユナイテッドとの契約が切れ、延長交渉が行われているとも報じられたデ・ヘアだったが、12年間在籍したユナイテッドと袂を分かつことを決断した。

公式戦545試合に出場し、プレミアリーグ(2012-13)、FAカップ(2015-16)、EFLカップ(2016-17、2022-23)、ヨーロッパリーグ(2016-17)優勝に貢献したデ・ヘアは以下のように述べた。

「ユナイテッドのサポーターにお別れのメッセージを送りたい。これまでの12年間、揺るぎない愛情を注いでくれたことに感謝の意を表したい。親愛なるサー・アレックス・ファーガソンが僕をユナイテッドに連れてきてくれて以降、多くのことを成し遂げることができた」

「このユニフォームを着てチームを代表して戦うことは常に信じられないほどの誇りだった。世界最大のクラブでプレーできるのは限られた幸運なサッカー選手だけだ。ユナイテッドでの時間は忘れられない成功の記憶になった。若い頃にマドリードを離れた時には思ってもいなかったほどの成功だった」

「今は新たな挑戦に向け、新たな環境で自分を追い込むのに最適な時だと思っている。それでもユナイテッドは常に僕の心の中にあるし、僕を形成してくれたユナイテッドが僕から離れることはないよ」

なお、デ・ヘアの新天地候補としてはFWクリスティアーノ・ロナウドが在籍するアル・ナスルが有力と見られている。