結婚相談所ネットワークを運営するIBJ（東京都新宿区）が、婚活中の男女を対象とした「節約」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
「ケチは自分本位、倹約家は目的のため」
調査は2023年3月、同社ネットワークで活動する男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計1539人（男性945人、女性594人）から有効回答を得ています。
まず、「“節約”する恋人に対して、どのような印象を持つか」を聞いたところ、「印象がよい」と回答した男性は93.8％、女性は74.2％でした。女性の“節約”は「堅実」「いい奥さん」を連想させ、結婚相手として考えた際に男性から好印象を抱かれていることがうかがえます。
一方で、節約してほしくない出費もあるようです。「悪印象な節約項目」について聞いてみると、男女共に「デート費」がトップとなりました。特に、女性の「デート費」は7割以上を占める結果に。次いで、「食費」がボリュームゾーンとなっています。
一方、男性は「食費」に次いで「美容費」（39.3％）、「衣料費」（33.9％）が高い割合となりました。外見への投資は節約してほしくないと考え、「見た目にも気を使ってほしい」と考えているのかもしれません。
なお、「倹約家」と「ケチ」の違いについてどう思うかを聞いたところ、男性からは「常に節約思考なのがケチ、中身を選ぶのが倹約家（20代）」「相手のためを思っているかどうか（20代）」「普段倹約しているのはいいですが、ここぞというときに使わない人はケチだなあと思います（30代）」「目的意識の違い。ケチは自分本位、倹約家は目的のため（30代）」といった声が。
一方、女性からは「節約すべきところと使うべきところのメリハリをつけてお金を使えるのが倹約家、交際費などを削って人のためにお金を使わない人がケチだと思う（20代）」「倹約家は自分や相手のためにお金をためること、ケチは相手への思いやりがなく、お金をためることだけに意識が向いていること（20代）」「時と場合によってお金を出せる人と、どんなときでも出せない人。人のためにはお金を使える人と、自分のためだけにお金を使う人（30代）」などのコメントが寄せられ、男女ともに多くの人が「思いやりの有無」「誰のために節約するのか」によって変わると考えていることが分かる結果となりました。
オトナンサー編集部
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