マンチェスター・ユナイテッドポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアとの別れを惜しんだ。

2011年夏にアトレティコ・マドリーから加わったデ・ヘア。545試合の通算出場数とともに、190回ものクリーンシートを成し遂げ、ファンと選手が選ぶクラブ年間最優秀選手賞にもそれぞれ4度輝いたほか、チームとしてもプレミアリーグヨーロッパリーグなど数々のタイトルに貢献した。

だが、昨季限りの契約を巡り、ユナイテッドと長らく綱引き状態となり、6月末をもってフリーに。クラブが新たな守護神としてインテルから元カメルーン代表GKアンドレ・オナナを獲得する動きを本格化させるなか、残留交渉が続いたデ・ヘアだが、8日に自身のSNSを通じて退団を表明した。

近年こそたびたびの凡ミスから評価が分かれるところだが、これまでの功績は色褪せないレジェンドの退団決意。ブルーノ・フェルナンデスはインスタグラムのストーリーで、功労者にしっかりとした別れの場を用意せずに去らせるクラブに失望感をほのめかしながら、戦友にメッセージを送った。

「君は僕が君をどう思っているか知っているはず。僕がどれだけ君を惜しむかってこともだ」

「君はスタジアムでファンの声援を受けながら、すべての素晴らしい思い出にお別れを言うのがふさわしいよ」

「君はこのクラブの歴史を作ったんだ。君の名前は決して忘れ去られることなんてないし、誰も奪えない。君と家族のこれからの人生に幸あれ」