サイクルヒットは達成できなかったものの、大谷は5試合ぶりの32号を放った復調をアピールした(C)Getty Images

 現地7月8日(日本時間9日)、エンゼルス大谷翔平は敵地で行われているドジャース戦に「1番・指名打者」で先発出場。7回の第4打席に今季32号となる2ラン本塁打を放った。

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 7点ビハインドで迎えた7回2死一塁の場面、大谷は相手2番手のマイケル・グローブが投じた低めのスライダーを完璧に捉え、打球をセンター後方のスタンドまで運び、これが今季32号の一発となった。5試合ぶりのアーチを放った大谷は、ア・リーグでは2位のロベルトホワイトソックス)に6本差をつけ本塁打ランキングトップを独走中。MLB全体でも単独トップとなっている。

 大谷はこの日、初回の第1打席でセンター前ヒットを放つと、3回の第2打席では高めの直球を右中間にはじき返し、今季メジャー最多6本目となるスリーベースヒットを放った。7回の第4打席で本塁打を叩き込んだ大谷は、サイクルヒットまで二塁打だけという「サイクル王手」となった。

 アーチを披露した二刀流にはMLB識者も反応。米スポーツ専門局『FOX Sports』アナリストで“大谷マニア”で知られるベン・バーランダー氏は自身のTwitterで、「ショウヘイ・オオタニがオールスターブレイク前で32本目となるホームランを放った!!」と二刀流の一発に反応した。

 また、『MLB.com』のエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー氏は自身のTwitterで「ショウヘイ・オオタニが2ラン本塁打を放ち、シーズン32本塁打となった。打点も70打点を記録している。彼はシングルヒット、スリーベースヒット、そしてホームランを打っている」とサイクル安打にあと一歩に迫った大谷について伝えた。

 9回の第5打席はレフトへの犠牲フライとなり、サイクルヒットの達成はならなかったものの、4打数3安打と気を吐いた大谷。久しぶりの猛打賞を期に、調子を上げていきたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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