チェルシーは8日、エバートンからU-17イングランド代表DFイシュ・サミュエルズ=スミス(17)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの3年となる模様だ。

マンチェスター出身で9歳からエバートンアカデミーに加入したサミュエルズ=スミスは、左サイドバックとセンターバックを主戦場とする186cmのDF。

これまでU-18チーム、U-21チームを主戦場としてきたが、昨年11月に行われたEFLカップ3回戦のボーンマス戦ではフランク・ランパード前監督の下、ファーストチームで初のベンチ入り。また、ショーン・ダイチ監督の下では今年4月に行われたプレミアリーグのフルアム戦でもベンチ入りしていた。

17歳ということもあり、全体的な線の細さを含めフィジカル面では伸びしろを残すが、長いリーチと危機察知能力を生かした守備能力の高さに加え、左足の正確なキックを駆使したフィードや繋ぎの安定感も含め総合力の高い万能型だ。

当面はU-21チームを主戦場に早期ファーストチームデビューを目指す17歳の逸材は、「あっという間のことで衝撃的だったけど、ここに来れて本当に嬉しい。このようなビッグクラブに入るのは素晴らしい経験になるはずだ。ここにはトッププレーヤーがいるし、自分にとって新しいチャレンジになる。すぐにチームに慣れて上を目指して頑張っていきたい」と、新天地での意気込みを語った。