9日、明治安田生命J2リーグ第25節の11試合が各地で行われた。

首位のFC町田ゼルビアと2位・東京ヴェルディによる国立競技場での東京クラシックは2-2のドローに終わり、3位以下のチームは差を詰めるチャンスとなった。

だが、3位・大分トリニータは浮上を狙う7位・清水エスパルスに敗れた。

10分に乾貴士の先制点で清水が試合を動かすも、大分も50分に藤本一輝のクロスから松尾勇佑にゴールが生まれて同点に追い付く。

互いに譲らぬ中で決勝点を挙げたのは、格の違いを見せた清水の乾。63分、ハーフウェーライン付近からノンプレッシャーでバイタルエリアまで持ち運ぶと、右足一閃のゴラッソでネットを揺らした。

反撃に出たい大分だったが、最終盤に羽田健人が一発退場となり万事休す。今季2度目の連敗を喫し、5位に転落。3連勝の清水がついにプレーオフ圏内の6位まで順位を上げた。

4位・ジュビロ磐田はドゥドゥの先制点などで3-1と11位・モンテディオ山形に快勝。5位のVファーレン長崎レノファ山口FCに敗れ、プレーオフ圏外に順位を落とした。河野孝汰のゴールが決勝点となった山口は5試合連続のクリーンシートを達成し、今季初の連勝。フアン・エスナイデル体制となって復調の兆しを見せている。

6位・ヴァンフォーレ甲府ピーター・ウタカが驚愕のグラウンダーミドルを含む2ゴールの活躍。2試合連続の大量得点を挙げ、上位進出を目論む8位・藤枝MYFCを退けた。

9位・ファジアーノ岡山は18位・徳島ヴォルティスと顔を合わせ、追い付いてのドロー。10位・ザスパクサツ群馬は最下位の大宮アルディージャをホームに迎え、高橋勇利也と川本梨誉のゴールで2-0と勝利。5月17日第16節以来となる9試合ぶりとなる白星を手にした。

そのほかの結果は以下の通り、15位・ジェフユナイテッド千葉、21位・いわきFCが勝ち点「3」を積み上げている。

明治安田生命J2リーグ第25節
ブラウブリッツ秋田 1-1 ロアッソ熊本
いわきFC 4-3 水戸ホーリーホック
栃木SC 2-2 ベガルタ仙台
FC町田ゼルビア 2-2 東京ヴェルディ
藤枝MYFC 1-4 ヴァンフォーレ甲府
V・ファーレン長崎 0-1レノファ山口FC
モンテディオ山形 1-3 ジュビロ磐田
ザスパクサツ群馬 2-0 大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉 1-0 ツエーゲン金沢
徳島ヴォルティス 1-1 ファジアーノ岡山
大分トリニータ 1-2 清水エスパルス