韓国では、福島第一原発の汚染処理水の話題が騒がしいです。「あなたはトイレの水を飲むんですか」とか「薄めれば飲みますよ」とか言っています。「安全性がわからない水を流される韓国の立場はどうなるのか」と言いますが、それはブーメランです。「韓国の原発は安全性がどこかで誰かが認めたことにして、漏れていないのか」と言われても、自国の処理水には触れません。

 仮に、福島第一原発日本海側にあったとして、韓国との距離が数百メートルしかなくて、日本政府も韓国政府も何もせずに、その海水を水道から流すとしたら、その議論はもっともです。でも、内政干渉ではありませんか。まずは、自国の漏れている水の議論をしましょう。

 尹政権になって、日本寄りになってきた韓国政府…。韓国首相は「基準に合うなら飲むことができる」と言ってくれました。WHOの放射能飲用基準は1万ベクレルです。これは直前のコップで測るのでしょうか。

 どこの国の国会でも、国民の利益にならない議題が多いです。悪役を作って時間を使います。やばい法案の時は、なぜか芸能界のスキャンダルが起きます。

 韓国の国会で「福島第一原発の水」を議論する意味は何でしょうか。当事者である日本の国会こそが真剣に議論すべきではないでしょうか。その議論を他国、しかも韓国に任せていいのでしょうか。

 すでに風評被害地域の海産物を韓国は輸入していないと聞きます。でも、これは韓国産だと言われて信じる韓国人はどれくらいいるのでしょうか。

 韓国首相は内政干渉になるからと議論がフェイドアウトするように仕向けているようです。

 その問題は日本の国会議員や日本国民が考えるべきです。ネタがないからと韓国の国会で話題にしてもらわなくても結構です。首相は飲むと言っていますよ。それで十分です。

水イメージ