最近では世界中で「OTAKU」が認知・注目され、各国に「アキバ的スポット」が出現している。

 

アキバを隅から隅まで探訪し、さまざまなスポットを紹介している「旬ゴリのアキバ探訪」だが、筆者「旬ゴリ」には海外放浪癖があり、放浪先の国々で「アキバ的スポット」を探すのが趣味だ。そんな放浪先で見つけた「アキバ的スポット」も「旬ゴリのアキバ探訪海外編」として不定期ながらご紹介していこう。

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番外編初回の訪問先は、「行きたい海外旅行先ランキング」で常に上位に入る「台湾」だ。

台湾には2022年3月まで3年ほど住んでいたので、オタクスポットにはかなり精通しているという自負がある。数あるオタクスポットから、今回は「台北地下街」をご紹介していこう。

 

 

「台北地下街」は、その名の通り台北駅の地下に広がる広大な地下街で、Y区・Z区・K区・M区と区切られており、オタクスポットはその中で最大面積のY区の半分ほどを占めている。

通年で雨の多い台湾だが、天候に関係なく楽しめる地下街のため、現地のオタクにも人気のスポットだ。

 

なお先に忠告しておきたいのだが、台湾のお店はほぼ11時開店ということである。南国にありがちな少々ルーズな時間感覚のため、早朝から出向いても開店しているお店はほとんどない。午後1時以降に訪問すれば、だいたいのお店は開いているだろう。

 

 

台湾のオタク情報は、日本とほぼ時差なしでシンクロしており、日本で流行ったものは1週間以内に台湾でも流行り始める。

そのため台北地下街では、秋葉原で売っているのと同じようなものがほぼタイムラグなしに買える。(もちろん輸送費などが乗るため、日本と比べれば少々割高である)

 

トレーディングカードゲームは台湾でも日本同様に高額で取り引されており、カードショップのショーウィンドウには、日本語版と繁体字版のカードが飾られているが、どうやら日本語版のほうが高めに取り引きされているようだ。

 

 

BANDAI SPIRITSが販売している外れがないくじ引き「一番くじ」も人気で、台湾では「一番賞」と呼ばれている。

専門に扱う店舗の店頭には、さまざまな「一番くじ」のポスターや残り等級数がわかるものが張り出されている。

 

 

任天堂やPlayStationの公式ショップなど、ゲームショップも数多くあり、扱われているソフトは繁体字版がほとんどだが、ほぼ日本と同タイミングで発売される。

 

 

なかにはレトロゲームを専門に扱うお店などもあり、日本でプレミアが付いているソフトはやはりそれなりの金額で取り引きされている。

ゲーム&ウォッチ」や「PCエンジンGT」など、通好みなレトロゲームを取り扱っている店もあり、日本ではすでに入手が困難な「お宝」を探すような楽しみ方もできる。

 

 

台北地下街にはゲームセンターもある。

台湾でも日本の音ゲーが人気で、ほとんどのゲームセンター音ゲーUFOキャッチャーの専門店のようになっている。

 

 

秋葉原といえばメイドだろ」という方も安心してほしい。台湾にももちろんメイドカフェ文化は根付いており、台北地下街にお店が存在する。

中国語が話せなくても、やさしく出迎えてくれるので、お金と時間に余裕があるのであれば、台湾人メイドさんと友達になってみるのもいいかもしれない。ちなみに台湾人メイドさんは本当にかわいい人が多いので、期待していただきたい。

 

 

最後に、旬ゴリが激しくおすすめするジューススタンド「Soft Drink Bar TTI」を紹介しよう。

おすすめは、スイカジュースの「西瓜汁」と、ヤクルト緑茶こと「養楽多緑茶」(養楽多=ヤクルト)だ。

「西瓜汁」は、新鮮なスイカをその場でジュースにしてくれたもので、スイカ以外の混ぜ物は一切なし!
本当の意味でのスイカ汁なので、自然な甘さを実感できる。

「養楽多緑茶」は、ヤクルトと緑茶を絶妙なバランスで混ぜてあり、ヤクルトの甘味と緑茶の苦みがちょうどよく感じられる。日本ではあまり飲めない、意外なおいしさを楽しんでほしい。

 

 

台湾には、今回ご紹介した「台北地下街」以外にもまだまだディープなスポットがあるので、機会があればそちらもまた紹介していきたい。


台北地下街Y区 前編


台北地下街Y区 後編


なお、台湾のオタクスポットは、旬ゴリのYouTubeチャンネルでもご紹介しているので、興味があればそちらもご覧いただければ幸いだ。



スポット情報
スポット名:台北地下街Y区
営業時間:11:00~21:30(土・日曜日~22:00) ※店舗により異なります
住所:台北駅の地下
スポット地図

旬ゴリ

旬ゴリ

ガチオタ歴40年の中年ライター。某PCメーカーの購買を経て、タクシードライバーカイロプラクターなどを歴任し、アメリカ・中国・台湾に移住していた、なんでも書く謎のフリーライターにしてYouTuber


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台湾のオタクスポットは熱い! 台北駅の地下にはアキバを凝縮したような異空間が広がる!【旬ゴリのアキバ探訪 海外編】