失恋して、家にこもるというのはよく聞く話。しかし、ケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)に1週間こもるという話がこれまでにあっただろうか。思いがけない方法で、失恋の痛手を癒やした中国人女性が話題になっている。

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 Yahoo! UKの記事によれば、丸1週間を24時間営業のKFCで過ごしたという26歳の中国人女性Tan Shen氏は、彼氏にふられ惨めな気持ちで歩いている時、たまたま通りかかった店に目が留まり入店したという。インタビューで彼女は「最初はただ『チキンを食べたい』と思って入ったんだけど、入店して思ったの。『ここで考える時間が必要だ』って」とコメント。「彼との思い出がありすぎる家には帰りたくなかった」そうで会社もその間休んだという。

 店の従業員は「多くのお客さんを迎えるから、当初はわかりませんでしたが、数日たって『よく見るな』と思いはじめ、彼女が3日間もここにずっといると気付いたんです」と振り返る。「それで、大丈夫かと尋ねたら『時間が必要なの』と話し、特大のチキンボックスを注文してくれました」と落ち込んではいるものの、意外に気前よく注文してくれた彼女の行動を明かした。

 Tan Shen氏は最後に「この街を離れて、実家に帰ることがベストだと答えが出たわ。チキンの味で気分も悪くなったし、もうここにいる理由はなくなった」と、すがすがしく(?)語ったようだ。

失恋してKFCに7日間居座った女性※Yahoo News UKで紹介された写真のスクリーンショット