株式会社アリストル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宮崎学、以下「当社」)は、2023年6月1日付で新経営体制を発表いたしました。新たにCTOに西村洵輝氏が就任するとともに、マーケティングアドバイザーに阿久津一橋大学大学院教授が、データサイエンスアドバイザーに田中謙司東京大学大学院教授が就任したことをお知らせします。

当社は、機械学習やAIを活用した「データサイエンス」と、人間の行動の背景にあるインサイトを発掘する「マーケティング」を用いて、行動経済学に基づく 科学的アプローチから人間の行動を解析し、人々の「行動変容」を促すことで社会課題や経営課題を解決するサービスの開発・社会実装を行ってまいりました。

今回、データサイエンスならびにマーケティング分野のスペシャリストを経営陣に迎えることでコンサルティング事業を強化、新規事業開発のスピードを加速するとともに、当社のコアコンピタンスである「Motivation Intelligence」(※)を強化いたします。

  • 新経営体制について

今回、CTOに株式会社ブレイブスタジオの西村洵輝が新たに就任するとともにマーケティングアドバイザーに阿久津一橋大学大学院教授が、データサイエンスアドバイザーに田中謙司東京大学大学院准教授が就任いたしました。代表取締役、社外取締役、社外監査役は既存の経営陣より変更ございません。

・CTO

西村洵輝 (株式会社ブレイブスタジオ 代表取締役)

・アドバイザー

マーケティングアドバイザー 阿久津 聡(一橋大学大学院経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授)

データサイエンスアドバイザー 田中 謙司(東京大学大学院工学研究科 技術経営戦略学専攻 准教授)

  

・体制変更の背景

現在、多くの社会課題・経営課題の解決において「行動変容」が重要な要素となっており、「人々がよりよい選択を自発的に取れるようにする方法」を生み出すアプローチ・行動デザインが注目されています。

当社は、行動変容を伴う課題解決に関して、2018年より提供しているフィットネスアプリ「Beatfit」を通じて、運動を楽しく気軽に続けられる仕組みを提供、個人ユーザーの生活習慣の改善や健康増進に寄与してきたのはもちろんのこと、近年は企業や団体にご導入いただき健康経営の伸長といった成果を出してきました。それを受け、当社は2022年5月1日に社名を「Beatfit」から「アリストル」に変更、「Beatfit」から得たユーザーの行動変容を促すノウハウをベースに、ヘルスケア分野に留まらず、あらゆるジャンルの経営課題や社会課題を解決するコンサルティング事業を展開する企業へと成長を遂げました。これら社名・事業変革を行った結果、当社はコンサルティング領域の売上が大幅に増加、多くの企業の課題解決に寄与することができました。

今回の新体制は、当社のコアコンピタンスである「Motivation Intelligence」のさらなる強化を目指すもので、マーケティングの第一人者である阿久津氏、データサイエンスの第一人者である田中氏の両氏がアドバイザーに就任することでより高度なマーケティング・データ分析の実現を目指すとともに、西村氏がCTOに就任することでシステム領域における開発力も強化して参ります。

現在、健康増進、環境配慮、エシカル消費、老後資産形成、保険加入、デジタル活用、ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス(DE&I)、ワークライフバランスなど様々な分野で、行動変容がそれら課題の解決のキーとされており、それらに課題に関わる企業の経営戦略、新規事業立案等に関わっていきたいと考えております。

  • 新経営メンバーと就任コメント

マーケティングアドバイザー 阿久津

国立大学法人 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授

プロフィール:一橋大学商学部卒。同大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)。カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院にてMS(経営工学修士)とPh.D.(経営学博士)を取得。一橋大学商学部専任講師、同大学院国際企業戦略研究科准教授などを経て、現職。日本マーケティング学会副会長。株式会社ヤクルト本社などで社外取締役を務める一方、企業ブランディングによって持続的に業績を向上させる経営のあり方に焦点を当てており、それに関連して、企業ブランドが象徴する経営理念によって従業員の健康まで実現する「健康経営ブランディング」を提唱している。

コメント:アリストル社に対しては、ヘルスケアテック事業で展開する「Beatfit」がユーザーである企業の従業員の健康増進に寄与するだけでなく、そこで得られた行動変容を促すノウハウを活用して、彼らの働き甲斐やヘルスリテラシーの向上を促すことによって、より効果的かつ広範にクライアント企業の健康経営を支えていくことを期待している。

データサイエンスアドバイザー 田中 謙司

東京大学大学院 工学研究科 技術経営戦略学専攻 准教授 博士(工学)

プロフィール:東京大学工学系研究科修士課程修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、日本産業パートナーズを経て、東京大学大学院工学系研究科助教、特任准教授、2019年より現職。現在の研究領域は、データ駆動型の分散誘導による協調メカニズム、データを活用した社会システム・イノベーションの研究、電力流通システム、物流交通システム、ビジネス・サービス設計、ブロックチェーン応用など。

コメント:人の行動を科学しながらデータを活用した実践的なサービスを開発するアリストル社との連携は、お互い先端研究の分野でも刺激となりますし、その社会実装の点からも先端をリードしてくれることを期待しています。

CTO 西村 洵輝

プロフィール:2010年慶應義塾大学卒業、TIS株式会社にて大手企業のERPパッケージの導入に従事。2014年にbravesoft株式会社に参画し、BtoB事業のASPサービスを担当。2015年に副部長、2016年から2017年まで事業部長に就任し、eventosを含む会社の全てのBtoB製品の統括を担当。2018年から営業統括を担当し、その年にbravesoft株式会社の子会社として、株式会社ブレイブスタジオを設立。現在も会社の全ての案件のPMを担当する。

コメント:私はすでに大きな実績のあるBeatfitの保守運営やコンサルティング事業に伴うシステムにおける方向性を進言していきます。ヘルスケアデータの解析から派生した株式会社アリストルのデータを使ったコンサルティングは、今後のAI時代においても、非常に親和性の高いものとなり、多くの企業に成長と発展をもたらすと確信しております。

  • 当社のコンサルティング事業について

行動経済学に基づくアカデミックな知見、データサイエンスとマーケティングの科学的なアプローチを基に、当社の経営コンサルタントチームが経営課題を解決するサポートを行います。調査、課題抽出、サービス開発、デザイン、実装 まで一気通貫して行えるのが最大の特長です。

世界的なトレンドからも、行動変容による課題解決ではテクノロジーが重要視されており、機械学習やAIを活用して人間の行動を分析する「データサイエンス」と、行動の背景にあるインサイトを発掘する「マーケティング」の両軸に強みを持つことが、行動変容において一番の鍵となる「動機付け(Motivation)」の精度を上げることに貢献します。アリストルの強みはリアルなデータと向き合い続けることで培われたこれらテクノロジーの強さで、そこが理論や調査データを参考に戦略を考案する一般的な戦略コンサルティングと一線を画すポイントです。リアルなデータに基づくテクノロジーと行動変容に関するアカデミックな知見を組み合わせた経営コンサルティングを実現します。

<お問い合わせはコチラ>

https://aristol.jp/contact/

「意識を変え、行動を変え、未来を変える」をパーパスに掲げ、データサイエンスや行動科学をベースに、データに基づく科学的なアプローチから、世界で最も人間の行動を解明し、「行動変容を通じた課題解決」を行う集団を目指しています。フィットネスアプリ「Beatfit」を運営するヘルスケアテック事業と、ヘルスケアテック事業から得たノウハウをベースに法人顧客の経営課題や社会課題を解決するコンサルティング事業を展開しています。

名称 株式会社アリスト

所在地 東京都渋谷区神南1-5-6 H1O渋谷神南606

設立日 2018年1月9日

代表者 宮崎学

資本金 137,139,160円(資本準備金を除く)

URL https://aristol.jp/

※「Motivation Intelligence」は商標登録出願中です。

  • 本件に関するお問い合わせ先

株式会社アリストル 広報担当 松矢

E-mail contact@aristol.jp

配信元企業:株式会社アリスト

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