「新たな“アベンジャーズ”に続く作品」として伸縮自在のヒーローが人類未体験の戦いを繰り広げる姿を描いた『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(23)のMovieNEXと4K UHD MovieNEXが本日7月12日(水)に発売される。今回の発売にあわせて、主演のポール・ラッドと、本作でMCUデビューをはたしたキャスリン・ニュートンのインタビューがボーナス・コンテンツから一部解禁となった。

【写真を見る】ポール・ラッド扮するアントマンと娘キャシーを演じたキャスリン・ニュートン

本作はスコット・ラングアントマン(ラッド)が人類の想像を遥かに超えた量子世界を舞台に、史上最大の脅威カーン(ジョナサンメジャース)との戦いを展開するヒーローアクション。アベンジャーズが誇る伸縮自在の個性派ヒーロー・アントマンカーンに“一家総出”で立ち向かう今回の作品で、18歳へと成長したスコットの娘キャシー(ニュートン)が魅せる“ヒーロー”としての活躍も活写される。

MovieNEXと4K UHD MovieNEXの発売を記念して一部解禁されたインタビューの中で、ラッドは「スコットは久しぶりに腰を落ち着けてキャシーとの時間を取り戻してる。娘が普通の人生を送ることを願ってね。でも彼女の方は違う」とコメント。一方、18歳に成長したキャシーを演じるニュートンは「彼女はパパのようにヒーローとして戦いたいと思っています。でもパパが言うようにやる気だけじゃ世界を変えることはできない。ヒーローは実力がないと」と、お互いがお互いを想うがゆえに生じる父娘のすれ違いについて言及。

ハリウッド期待の新星でもあるニュートンについて、ラッドは「キャスリンが成長したキャシーを演じた。やりやすかったですよ。娘が6歳の時と18歳では扱い方が違いますからね。役柄を自分なりに解釈して演じる姿を見るのは楽しかった。キャシーは自分が何者かを見いだそうとしてる。時には父親とぶつかりながら」とその演技力を絶賛している。

またMovieNEXには、今回解禁となった「アントマン」シリーズで描かれる共通のテーマ“家族”について深く言及している「家族がヒーロー!」、今後のMCUで最大最凶のヴィランとなる“カーン”に迫る「手強い敵」、キャストが楽しんで撮影をしている様子に思わず笑みがこぼれる「NGシーン集」や、惜しくも本編には採用されなかった貴重な「未公開シーン」などのボーナスコンテンツが収録されている。

18歳のキャシー役でMCUデビューをはたしたニュートンについて、ペイトン・リード監督は「キャスリンにはカリスマ性がある。彼女はアスリートで、素晴らしいゴルファーです」と称賛を贈りつつ「そして、ポール・ラッドと一緒にいることができる。台本通りのことをやりながら、少しアドリブを入れて、2人を自由にさせたかったんです。この2人の仲の良さは、この映画にとって非常に重要で、キャスリンはとても素晴らしいです」とコメント。

そんなニュートンが初めて見たマーベル映画は『アイアンマン』(08)だったそうで、その当時についてニュートンは「スーパーヒーロー映画への出演を自分の夢にしました。自分が何歳だったか覚えていないけど、映画館で父と一緒にポップコーンを買って、スーパーヒーローになるんだと話している自分の姿がいまでも目に浮かびます」と振り返る。数年後、ニュートンは夢を実現しMCUに参加することになるが、数ヵ月間、そのことを周囲に秘密にしなければならなかったという。「自分だけが知っている秘密は、最も楽しいものです」と彼女は語る。「発表の時のことをよく覚えています。私は犬と一緒にベッドに座っていて、その日は私の誕生日だったんです。そして、ディズニーが発表したその日、たくさんのメールをもらいました。誕生日にあんなにたくさんのメールをもらったのは初めてでしたよ」と打ち明けた。

アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)以降のMCUのストーリーを描いた本作。今後も続々と公開や配信が予定されているMCU作品を楽しむために、MovieNEXで復習しよう!

文/スズキヒロシ

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』からキャストのインタビューが一部解禁/[c]2023 MARVEL